2006年3月 4日
入試問題の盗作
カテゴリー: [ニュース]静岡県立清水東高校(静岡市清水区秋吉町、清水尚彦校長、生徒数853人)で先月実施した前期入試の理科の問題の一部が、04年度福島県立高入試問題からの盗作だったことが2日分かった。同高が盗作の事実を認めた。過去の入試問題は塾の教材に使用される可能性が高く、事前に学習した受験生に有利だった可能性がある。
問題は数学と理科の知識を問う「総合問題(理系)」全9題中の1題で、配点は35点満点中6点。物理の「力の合成分解」の分野のうち、傾斜のある台上の台車にかかる力などを問うもので、04年度に福島県が実施した「県立高校入学者選抜学力検査問題」の数学・理科の問題9題中の第8問と全く同じだった。
2月7日に実施した同高の前期選抜試験は300人が受験し、同15日に96人の合格者を発表した。同高は独自に試験問題を作成しているが、担当した40代の男性教諭は内部調査に対し、「忙しさのあまりやってしまった」と話しているという。清水校長は「100%同じ内容と認めざるを得ない。弁解の余地はなく誠に遺憾」と陳謝した。
静岡市内の教育関係者は「機会均等の観点から見て、明らかに問題がある。練習問題なら、やった人、やっていない人の間に差が出るのは当然だが、問題がそのまま盗用されれば、受験の公平性は損なわれる」と指摘している。【賀川智子】
(毎日新聞) - 3月3日3時7分更新
自分の母校だ...
入試制度が変わって,各校で入試問題を作るようになったんだそうです.教師への負担も大きいんでしょうね.
投稿者 shingo : 2006年3月 4日 02:28
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