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2006年5月 5日
i855GMEm-LFSとLinuxでSpeedStep
カテゴリー: [Linux]自宅においているサーバは,i855GMEm-LFSとPentium Mで組んでありますが,いままでSpeedStepが動いていませんでした.そのため,常に最高周波数,最高電圧で動作しているので,CPUの温度が高いままでした.
もう動かし始めて1年半近くなので今更な感じがありますが,直せそうだったので,なんとなく直してみました.
EnhancedSpeedStepのドライバは,クロックと電圧のテーブルを,Banasisの場合は内蔵するテーブル,Dothanコアの場合はACPI経由で取ってくることになっているようです.私が使っているのは,Dothan B0のPentium Mなんですが,どうもACPIからテーブルを取ってこれないということのようです.つまりはマザーボードの問題?
ちょっと調べてみると,Dothan用のテーブルをドライバに組み込むパッチがあるようでした.まあ,これは前から知っていたんですが,よくわかってなかったので使っていませんでした.
今回は,そこから使っているPentium M 755 のテーブルだけを抜き出して,arch/i386/kernel/cpu/cpufreq/speestep-centrino.c に追加してみました.
するとあっさり動きました...
同様の問題は,ACPIを意図的に切っている場合にも起こるようです.
このDothan用のテーブルがLinuxカーネルに取り込まれないかなと期待する話をみかけましたが,普通はいらないもののようですので,取り込まれていないんでしょうね.あってもじゃまにはならない気がしますが.
投稿者 shingo : 2006年5月 5日 02:20
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