2005年7月 6日
HDDクーラー
カテゴリー: [サーバ管理]HDDは,結構温度に敏感です.発熱する割に,許容できる温度はそんなに高くありません.
研究室にあるサーバの一台のHDDの温度が,最高で49度にもなっていることに気づいていました.冷房を入れてあっても,45度くらいです.
これからますます暑くなっていくのに,これでは故障の危険があります.研究室は平日の昼間しか冷房が入らないわけで.
調べてみると,このHDDの作動時の温度の許容範囲は,5~55度です.限界まで6度くらいしかありません.室温が今より6度くらい上がらないと,限界にはならないでしょうけど,HDDの温度の限界が設計通りになっているか,運用中のサーバで実験する趣味はありません.限界で動かす意味もないですし.
まあ,去年の夏,自宅のPCで,さんざん体験したので,もうこりごりです.
それに,このサーバでは学生実験のレポート提出システムが動いています.バックアップはとっているはずですが,吹っ飛んだら,少なくとも最新のレポートは消え失せます.
RAIDになってないのかと言われるかもしれませんが,まあ,なっていないわけで.
そもそも,そのサーバは,単なるショップブランドPCなわけです.中を開けてみたら,排気用のファンもなく,HDDはあつあつになってました.
というわけで,今日はHDDにクーラーを付け,排気用のファンを付けました.
いつでも止められるサーバではないので,あらかじめ決められているメンテナンスの時間にサーバを停止し,取り付けました.しかし,小さなケースなので,HDDを取り外すのも一苦労です.ケーブルやCPUファンと干渉して作業がやりづらく,結構時間がかかりました.
どれだけ効果があるのか分からなかったのですが,取り付けた後は,冷房無しでも35度で安定するようになりました.とりあえず,今年の夏は安心でしょう.
もっとも,他のマシンはどうだか分かりませんが...
他のマシンも,温度をチェックしないといけないかもしれません.
去年は,HDDじゃなくて,電源が飛んだマシンがありましたからねえ.人も機械もいろいろ大変な季節になります.
投稿者 shingo : 2005年7月 6日 23:14
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