Gentoo Linux での PPPoEの設定†GentooのPPPoEの設定方法は,たびたび変わっています. これ以降の説明は,rp-pppoe がインストールされていることを前提にします. また,eth1を使って,PPPoEを行うと仮定します. 1つ前の方法†以前は,/etc/init.d/rp-pppoe が起動スクリプトでした. その後,ネットワーク関係はすべて /etc/conf.d/net で設定をするようになり, 起動スクリプトも,/etc/init.d/net.eth1 のようになりました. /etc/conf.d/net に config_eth1 = ("adsl") と書きます.名前の通りADSL接続の為の設定のようです.PPPoEには違いないので,ADSL以外でも問題ないのかもしれないですが,試したことがないのでよく分かりません.. そのほかの PPPoEの設定は,/etc/pppoe.conf に書きます. また,接続ユーザ名やパスワードを/etc/ppp/pap-secrets に書きます. しかし,これは廃止される予定らしいので,今後は使わない方がいいでしょう. 新しい方法†やはり,/etc/conf.d/net で設定を行います. 例えば次のように書きます. plugins_ppp0=( "pppoe" # Required plugin for PPPoE ) config_ppp0=( "ppp" ) link_ppp0="eth1" # PPPoE requires an ethernet interface username_ppp0=接続ユーザ名' pppd_ppp0=( "defaultroute" # Make this PPP interface the default route ) 接続に使うイーサネットのインタフェースに対する設定ではなく,ppp0に対する設定として書くようになっています. 接続パスワードは,この設定ファイル中に, password_ppp0='password' のように書くこともできますし,/etc/ppp/pap-secrets, /etc/ppp/chap-secrets に書いておくこともできます. defaultrouteオプションを設定していないと,PPPoEが接続できても,ルーティングがされないので,全くつながっていないように見えます. 起動スクリプトは,/etc/init.d/net.ppp0 というように,pppインタフェース名がつきます. net.ppp0 は,net.lo へのシンボリックリンクです.無ければ作ります. cd /etc/init.d/ ln -s net.lo net.ppp0 boot後に自動接続するには, #rc-update add net.ppp0 default とします. その他†ルータにしている場合は,次のようなルールをiptablesに追加します. iptables -I FORWARD 1 -p tcp --tcp-flags SYN,RST SYN -j TCPMSS --clamp-mss-to-pmtu PPPoEの場合,イーサネットより小さいMSS(Maximum Segment Size)になります. |
Last-modified: 2006-11-23 (木) 04:29:15
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