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2005年7月22日

MDA

カテゴリー: [プログラミング] [情報技術]

私の専門は,ソフトウェア工学,コンポーネントベースのソフトウェア開発なわけですが...

最近,MDA(Model Driven Architecture),モデル駆動アーキテクチャの話を聞くことが多くなりました.
どうも実用段階に入り始めているようで,興味があったので,これについて一度書いてみたいと思っていました.

MDAのツールは非常に高価(数百万)ですし,少々大がかりな仕組みなわけで,私が触れる機会はありません.UMLで記述したモデルから,プラットフォームごとに自動でソフトウェアが生成できるという話なわけですが,私は正直,その実用性については半信半疑でした.

ただ,最近,MDAを研究していてツールをさわったことのある人の話を聞いたのですが,ちょっと考えが変わりました.かなりツールとしてちゃんとしたもので,モデルを与えるだけで,かなりのものを作ってくれるようです.

そもそも,私が半信半疑だったのは,その需要が理解できなかったからなのですが,ビジネスロジックが非常に長期間にわたりほとんど変化しない業種では,需要があるようです.
つまり,ソフトウェアの寿命が,それを支えるプラットフォームより遙かに長く,ビジネスロジックは変わらないのに,そのうちプラットフォームを維持することができなくなり,ソフトウェアを新しいプラットフォーム向けに作り直さなければならない状況になる場合です.
そういう場合でも,新しいプラットフォーム向けのモデル変換が用意できていれば,移植しなくてもすみます.確かに,そういう業種・分野では,十分需要のある話なのかもしれないと思うようになりました.

とはいうものの,やはり,どんなアプリケーションにも適応可能だとは思いません.

あと,どの程度のプラットフォームの組み合わせに対してモデル変換が提供されるのかとか,結局モデル変換の種類に依存するだけじゃないかとか,MDAというプラットフォームに依存するだけなんじゃないかとか,いろいろ疑問はあるのですが.
よりメタなところで記述しておく意味は理解できますけどね.

ただ,思うのは,MDAを使えるような人間は,十分な知識を持った人間だけだということです.高価なツールが必要でも,少人数のきちんとした知識を持った人間さえいれば,人件費の削減になるということなんでしょうけど.

結局,使う人間の知識・能力の問題になっている気がします.MDAに限らず,そうなっています.
これは,どんなに技術が進んでも,いや,技術が進めば進むほど,それを扱う人間に知識を要求するということでしょうね.

最近,足りないのは技術じゃなくて,それを使う人じゃないかと思ったりします.

投稿者 shingo : 20:25 | コメント (0) | トラックバック

クレジットカード

カテゴリー: [日常]

明日が法事なので,今日実家に帰ってきたのですが,帰る直前にひと騒動.

リッターあたり3円安くなるからといって,ガソリンスタンドで作ったクレジットカードがあるのですが,帰る前にガソリンを入れよう思ったらカードがない.焦って探しても結局見つからず,やばい無くしたかもと思い始めましたが,到着時刻が決まっていたので,仕方なくそのまま帰省.

結局,実家についてから落ち着いて探したら,単に助手席の下にはまっていただけだったのですが.前回使ったとき,ちゃんと財布に入れなかったんでしょう.

いろいろぼけたことをしているようで,なんか,日常の行動で細部まで気が回っていないような感じです.

投稿者 shingo : 20:17 | コメント (0) | トラックバック

2005年7月21日

凝り性

カテゴリー: [プログラミング] [研究]

ずいぶんさぼってしまいました.
まあ,いろいろやることが多くて,そういうときに限って,代わり映えのない毎日でネタ切れだったわけですが.

もっぱら,研究のためのソフトウェア開発だったわけですが,どうも私は凝り性ですね.研究上,凝らないといけないことには,もちろん凝ります.でも,そうでないものにも凝ってしまいます.

本当は7月頭には論文を書き始めるつもりだったのですが,作っただけではなかなか論文にはなりません.論文を書くため,その開発したソフトウェアに必要なデータを用意し,使ってみようとしたところ,いろいろと問題が.作り込みが甘いという,実用上,品質上の問題もありますが,研究の目的上,重要な部分の機能不足も見つかったりして,結局ずるずるといじっているわけです.
やらなくなくてはならないことが,次々出てくるわけで.さっきも一つ見つけたばかりです.
で,いじっていると,結局凝ってしまうわけですね.それを結構楽しんでいたりして...

まあ,これくらいそろえば論文は書けるのではないかと思います.というか,いったん切らないといつまでも論文にならないわけです.結局,研究の成果はコードじゃなくて論文なわけで.まあ,この辺が私の性格と合ってないような気がします.
論文を書くのも嫌いじゃないのですが,あえて言えば比較の問題ですかね.

投稿者 shingo : 23:28 | コメント (0) | トラックバック

2005年7月 8日

ファンが壊れた

カテゴリー: [サーバ管理]

ついおととい,ファンとHDDクーラーを付けたばかりなのに,今度はその隣のサーバのファンが壊れて,からからと音を立て始めました.

壊れたのはケースファンなのですが,このマシンでは,こんな風にCPUファンも兼ねています.Pentium III 1GHz なので,これでも十分なわけです.

fan1.jpg fan2.jpg

CPUも冷やしているので,これが止まるとちょっとまずいわけで,急いでファンを交換することにしました.このマシンが止まるとちょっと困るので.
最初は,使ってないマシンやジャンクからファンを探そうと思ったのですが,これは 92mm X 92mm X 25mm のファンで,転がっているのは,8cm のものばかり.

結局,またファンを買いに行く羽目になりました.

専用のダクトに固定されていたので,なかなか古いファンがはずれなかったのですが,何とか交換しました.

去年の夏は,研究室で電源3台とHDD1台が,自宅で電源1台とHDD3台が壊れましたが,これも,この夏の故障の始まりなんですかね.
この夏はこれ以上壊れませんように...
1つ壊れると,その分,仕事が進まなくなりますから.

投稿者 shingo : 22:56 | コメント (0) | トラックバック

2005年7月 6日

HDDクーラー

カテゴリー: [サーバ管理]

HDDは,結構温度に敏感です.発熱する割に,許容できる温度はそんなに高くありません.

研究室にあるサーバの一台のHDDの温度が,最高で49度にもなっていることに気づいていました.冷房を入れてあっても,45度くらいです.
これからますます暑くなっていくのに,これでは故障の危険があります.研究室は平日の昼間しか冷房が入らないわけで.

調べてみると,このHDDの作動時の温度の許容範囲は,5~55度です.限界まで6度くらいしかありません.室温が今より6度くらい上がらないと,限界にはならないでしょうけど,HDDの温度の限界が設計通りになっているか,運用中のサーバで実験する趣味はありません.限界で動かす意味もないですし.
まあ,去年の夏,自宅のPCで,さんざん体験したので,もうこりごりです.

それに,このサーバでは学生実験のレポート提出システムが動いています.バックアップはとっているはずですが,吹っ飛んだら,少なくとも最新のレポートは消え失せます.
RAIDになってないのかと言われるかもしれませんが,まあ,なっていないわけで.

そもそも,そのサーバは,単なるショップブランドPCなわけです.中を開けてみたら,排気用のファンもなく,HDDはあつあつになってました.

というわけで,今日はHDDにクーラーを付け,排気用のファンを付けました.
いつでも止められるサーバではないので,あらかじめ決められているメンテナンスの時間にサーバを停止し,取り付けました.しかし,小さなケースなので,HDDを取り外すのも一苦労です.ケーブルやCPUファンと干渉して作業がやりづらく,結構時間がかかりました.

どれだけ効果があるのか分からなかったのですが,取り付けた後は,冷房無しでも35度で安定するようになりました.とりあえず,今年の夏は安心でしょう.

もっとも,他のマシンはどうだか分かりませんが...
他のマシンも,温度をチェックしないといけないかもしれません.
去年は,HDDじゃなくて,電源が飛んだマシンがありましたからねえ.人も機械もいろいろ大変な季節になります.

投稿者 shingo : 23:14 | コメント (0) | トラックバック

2005年7月 4日

飲み会

カテゴリー: [日常]

今日は,研究室で飲み会でした.
まあ,理由は適当で,飲みたい人がいたから,理由ができたと言った方がいいんでしょうけど.飲み会に理由がいるのかと言われると,普通はいらないのかもしれませんが,少なくともうちの周りでは,何らかの理由がありますね.
今のM1が研究室に入ってくる前までは,放っておくと,忘年会や新年会も,完全に忘却するようなメンバーでしたが,今のM1が入ってきてから,多少,この手の行事が増えるようになりました.

そもそも,私も含めて,周囲には飲めない人間が多いのです.私の指導教員が最初にウーロン茶を注文するわけでして.私も,酒は最初だけで,後はソフトドリンクです.たまに何を思ったのか,それ以上飲むこともありますが,確実に後悔することになります.
ほとんど飲めないので,2時間半くらいの飲み会の後,酔いさえ醒めれば,作業の続きができてしまうわけです.というわけで,さっきまで仕事してました.

増えた行事といえば,去年はバーベキューをしましたね.トラブルばっかりでしたが.
目的地に近づいたら,炭を忘れてきたことに気づく.場所が見つからない.そして,何とかバーベキューを始めて,締めに焼きそばを作ろうと思ったら,具だけで,麺がない.
炭は現地調達しましたが,忘れていった炭は,まだ研究室においてあります.その炭を使わなくちゃならないので,今年もやろうかと言っていますが,いつになるのかな.

投稿者 shingo : 23:22 | コメント (0) | トラックバック

2005年7月 1日

7月

カテゴリー: [日常]

ほぼ1週間放置してしまいました.気が付くと,もう7月です.時間が飛ぶようにすぎていきます.

ここのところ,仕事と研究で忙しくて,更新をさぼってました.そういえば,前の更新も,研究中に暑くていらいらして更新したわけで.

しかし,時間がないことよりも,一日中コード書いていたり,コード書いていたり,コード(以下略)すると,ネタがないわけです.生活がパターン化してますので.
まさか,毎回,暑い暑い言っているわけにもいかず...

まあ,恒例の技術ネタで更新するというのもいいですが,特にこれといった壁にぶつかるわけでもなく,新しい物を使って遊んでいるわけでも何かハックしているわけでもなく,淡々とコードを書いていると,技術的なネタすらでてきません.

本当はあったような気がしても,忘れてしまいます...

というわけで,ついにネタがないことネタにしてしまいました.

論文書かなくちゃならないのに,結局コードを書いてしまう今日この頃です.

投稿者 shingo : 18:28 | コメント (0) | トラックバック