2005年2月26日
Ajax
カテゴリー: [プログラミング]最近 Ajax (Asynchronous JavaScript + XML) というものを知りました.Webアプリケーションにおいて,ページをリロードすることなく,サーバと通信してページを更新できるものです.
"JavaScript to Java remote communication" という言葉が示すとおり,JavaScript から RPC(Remote Procedure Call) で,サーバ側のJavaプログラムと通信をするものです.
ですから,ページ全体をリロードする必要がありません.
これは,なかなか革新的な技術だと思います.まあ,Ajax自身は,既存技術の組み合わせであるのですが.
やり方自体は考えつくかもしれませんが,それが実際に使える仕様と実装にまとめられ,すでに使える物になっていることが重要です.
ちなみに,GMail もこれで実装されているそうです.
雑用があったので,まだ,きちんと調べていないのですが,おもしろそうです.
いろいろ問題点が指摘されつつも,Webアプリケーションは今後も廃れる様子がありません.インターネットを介してサービスを提供することが当たり前になっている以上,廃れるどころか増えるでしょう.
イントラネットなら,リッチクライアントもいいでしょうけど,インターネットだとそうもいかないですから.
これからの,Webアプリケーションのプレゼンテーション層,ユーザインタフェースを構築する手法が変わるかもしれませんね.
投稿者 shingo : 21:15 | コメント (0) | トラックバック
雑用終わり
カテゴリー: [日常]ここ2,3日ほど,仕事上の雑用をやっていたんですが,やっと終わりました.
精神的な問題で,ソフトウェア作っているより面倒でしたね.
投稿者 shingo : 21:13 | コメント (0) | トラックバック
2005年2月23日
電源ノイズ
カテゴリー: [その他]昨日,研究室に新しい液晶モニタを入れたのですが,画面が細かく左右に揺れて波打つという現象でまともに使えません.これは,元からあった液晶のアナログチャネルでも起こっていたので,液晶のせいでないのはわかっていたんですが,原因が分かりません.特にディザリングのような画面になると,画面中をノイズが流れているのがよくわかります.
ちなみに,そういう現象はデジタルでは起きなくて,アナログでしか起きません.
CPU切り替え器を間に入れているので,そのせいかと思って直結してみたところ,かなり改善されます.では切り替え器のケーブルのせいかと思って,ケーブルや,切り替え器のポートを入れ替えてみても,2台のうち,同じマシンだけにひどいノイズがのります.ということは,そもそもビデオカードを出るときにはノイズが入っているような感じです.
そのうち,扇風機をつけると,画面のノイズがそれの強弱に連動することに気が付きました.どうも電源からノイズが入っているような感じです.私はこのあたりに全く詳しくないので,よくわからないのですが...
とりあえず,電源を別のところから取ることにしました.研究室の電源は,壁と床下の2通りありますが,これは別系統になっているらしいので,いままで壁から取っていたのを,床から取ることにしました.計算機類は,基本的に床から取ることにしていたのですが,このマシンだけが違っていたのです.
電源をとる場所を変えたところ,ノイズはかなり軽減されました.もっとも,ディザリングのような画像になると,流れているようなノイズがでるのは相変わらずなんですが.
電源にノイズフィルタでも挟まないとだめなんでしょうかね.
投稿者 shingo : 17:22 | コメント (4) | トラックバック
2005年2月22日
水浴び...
カテゴリー: [日常]うちのマンションは,水道水にやたらゴミが入っているときがあるので,簡単なフィルタを蛇口に取り付けています.脇から水漏れがするし,汚れてきたので,交換することにしたのですが,ちゃんとはまっていなかったようです.
水道を使い始めたら,ずれて噴水になりました.
おかげで盛大に水をかぶってしまいました.
フィルタには,水道管からはがれてきたのか,大きめの金属片が3つ引っかかっていました.これだから,フィルタが必要なんです.
投稿者 shingo : 00:09 | コメント (0) | トラックバック
2005年2月21日
Eclipseの功罪
カテゴリー: [プログラミング]まあ,あんまりネタが思いつかないので,このブログらしく技術ネタを一つ書いてみます.
私は最近Eclipseを使ってしかJavaのプログラムを書かないんですが,Eclipseを初心者に使わせるとよくないことがあるという意見をあちこちで聞くことがあります.
これについて本当にどうなのかというのは,検証できない話ですので,私の主観で書いてみようかと思います.
そもそも,Eclipse を使うとプログラミングが身に付かないという意見がなぜ出るか.
Eclipse は非常に便利です.では,なぜ便利中といえば,その一つはEclipseが,多くのことを内部で自動的に処理してくれるからです.つまり,その自動で処理されている知識が欠落するのではないかという懸念があるのだと思います.
コンパイルなんか,その代表格でしょう.
反論もあって,その一つに,今時プログラムを打ち込むのに紙テープを使ってないのと同じだというのもあります.まあ,コンパイルとかの知識は,紙テープほど古い物とは思えないので,ちょっと言い過ぎかとは思いますが.
私は,便利な物は使えばいいと言う人間なので,便利であることが問題であるとは思いません.また,苦労すると覚えるとも思えません.どちらかといえば,便利な方法を知らない方が怖いですね.
うちの大学のプログラミングの演習では,コマンドラインでgccを使わせるのですが,結局,gcc のコマンドをおまじない程度にしか認識していない人は多いです.
そのせいで,プログラムの実行直前には,必ずコンパイルするという行動をとる人がいました.つまり,自分が何しているのか全くわかってないのです.(何をしているか教えないのも悪いのですが)
Eclipse はバックグラウンドで勝手にコンパイルしてくれますが,じゃあ,手動でやったらわかるのかと言えば,そんなことはないでしょう.
Eclipse の便利な機能に,補完機能と,文法チェック機能があります.これをやると,コンパイルが通った喜びを初学者に感じてもらう事が出来ないという意見を見たことがありますが,そもそもそんなところで喜んでいることが間違いです.動かすことが目的なのであって,コンパイルなんて通って当たり前です.
ちなみに,Eclipse を使わせても,教えないと補完機能なんかは使い始めない人もいます.
コンパイルにしたって,操作を教えたり,それを繰り返させても意味が無く,その意味を教えないでしょう.意味が分かっていれば,計算機が出来ることはやらせておけばいいのです.
勉強する気のない人には,何を使わせても同じ事でしょう.会社何かだとそうもいってられないので,Eclipseはよくないとかいう話になるのかもしれませんが,使いたいと言う人にわざわざ使うなと言ったりすることもあるようですから,それはどうかなあと思います.
結論みたいになりますが,私の主観としては,Eclipse を初学者に使わせるのは全く問題ありません.実際に,私も研究室の学生には積極的に勧めています.
あと,これは,会社等の組織での話になりますが,ツールの種類に関わらず,きちんと指導することです.もちろん中身について.
それに,Eclipse を使うとコードの質が上がる訳ではありません.あれは,あくまで便利な道具ですから.
能力を上げるには,別の努力が必要で,その時間を確保するために,実際の作業をさぼったっていいと思います.というか,そうするべきです.ただでさえ,計算機というのはややこしいのですから.浮いた時間分だけ,どんどんコードを書いた方がよっぽどいいでしょう.
まあ,勉強として,試しにコマンドラインからやってみるというのも,少しは必要かもしれませんが.
ちなみに,私は最初からIDEでした.Microsoft Cを買う金が無くて,2万円くらいで手に入る Quick Cを使っていたからです.これは,MS-DOS上で動作しますが,立派にIDEです.
こればっかり使っていたので,コマンドラインからコンパイルする事なんて滅多にありませんでした.でも,別に知識を得る上で,何にも困ったことなんてありませんでしたけどね.
ちなみに,Javaでは,vim + javac, 秀丸 + ant, Eclipseと移ってきました.私は便利な道具があれば飛びつくので.
何?私では例が悪いと.まあ,ごもっともです(笑)
投稿者 shingo : 23:49 | コメント (0) | トラックバック
2005年2月19日
CLOSE_WAITがたまる
カテゴリー: [プログラミング]今日(もう昨日か)は,ほとんど,ずっとデバッグでした.
さんざん悩ませてくれました.一応解決したようなので,メモ書きとして書いておくことにします.
Javaで書いた,あるTCP通信をするプログラムで,サーバ側にCLOSE_WAITの状態のTCP接続がたまり続けて,ファイルディスクリプタを食いつぶすというバグが見つかりました.長時間動かしていると,"Too Many Open Files" になって,何にもソケットの操作ができなくなり,お手上げになってしまいます.
いろいろと切断方法を変更してみても,CLOSE_WAIT な接続ができてしまいます.
結局,SocketのshutdownOutput() と shutdownInput() を呼び出すことで,回避できました.原因がはっきりしないのが,どうにも気にくわないんですが.shutdownOutput() が TCPの接続修了処理をやるみたいなので,それのおかげだと思うのですが...
しかし,今まで普通に close しても問題を起こしたことはなかったんですが,何がおかしかったんでしょうね.謎です.こういう,動いたけど理由が分からないというのが,最悪ですね.
投稿者 shingo : 01:41 | コメント (0) | トラックバック
2005年2月18日
パソコン通信
カテゴリー: [情報技術]ITmediaニュース:さよなら「GO」コマンド ニフティ、パソコン通信サービスを終了
このニュースを聞いて,思い出したことがあります.まあ,どうしようもないことなんですが.
私がパソコンを使い始めたのは中学2年生くらいの時からですが,当時はいっさいの通信環境がありませんでした.当時は,パソコン通信の方がインターネットより一般的だったと思います.パソコン通信につないでみたいと思っていましたが,金がかかりすぎて不可能でした.フリーソフト等は,Vectorが書籍として出していた,PACKシリーズを買って入手していました.
さて,大学に入って,モデムが付いたPCを買ってもらうことができて,インターネットにもつなげるようになりました.まあ,33.6kbpsのモデムでしたけど.すでに,パソコン通信よりインターネットが,主流になってきていました.というわけで,私はパソコン通信を経験したことはありません.
で,ここで,例のPACKシリーズが出てきます.これに収録されていたソフトウェアには,いわゆる草の根BBSの宣伝がアーカイブに入っているものがいくつか含まれていました.となると,モデムを手に入れた私としては,無意味につないでみたくなるわけです.最初の1つは,ゲストで入れた記憶があります.問題は最後につないだやつでした.
モデムから,トーン信号でダイヤルしている音が聞こえた後,普通はピーピーガーガーという特有の音が聞こえてくるのを期待しますが実際に聞こえてきたのは....
いや,焦りましたよ(^^;
大慌てで切断したのは言うまでもありません.それ以来,二度と接続しなかったと思います.(^^;
まあ,電話番号が別の人に移っていたんでしょう.
ニフティのパソコン通信サービスの終了は,そんなのが,もう昔のことだと感じさせるニュースでした.
投稿者 shingo : 19:23 | コメント (0) | トラックバック
2005年2月14日
logrotate が動かなくなる
カテゴリー: [自宅サーバ]どうも,ログファイルが大きくなると思っていたら,しばらく前から,logrotate が動いていなかったようです
# /usr/sbin/logrotate /etc/logrotate.conf
として,直接実行してみたら,こんなエラーが出ました.
error: syslog-ng:7 duplicate log entry for /var/log/messages
エントリーが重複しているというのですが,そのファイルには重複が見あたりません.Google で調べたりしているうちに,バックアップしてある他のファイルの内容と重複していることがあり得ることがわかりました.
ひょっとして,と思い,/etc/logrotate.d/ 以下で,ls -la としてみると,やはり ._cfg0000_syslog-ng というファイルがありました.Gentoo Linux のパッケージ管理システムの emerge が,パッケージをアップデートする際に既存の設定ファイルを上書きしないように,ファイル名を変えてインストールした設定ファイルです.
この中に,/var/log/messages のエントリがあったため,エラーが出ていたわけです.この前syslog-ngを更新したときにできたんでしょう.._cfg0000_syslog-ng を削除したら,直りました.
しかし,このファイルが出来ている事に気づかないと,いつの間にか悪さをしている可能性もあるということですよね.ドットファイルも含むとは思わなかったので,ちょっとはまりました.
投稿者 shingo : 21:33 | コメント (0) | トラックバック
PATH_INFOを使ったPukiWiki
カテゴリー: [自宅サーバ]Wikiだと,URLが長くていやだって言っていた人がいたので,静的なページっぽく見えるように改造してみました.それに,検索エンジンにも引っかかりにくいと言う話も聞きますので.
一応,作業をメモにしてみました.
あちこちでURLを生成しているので,変更箇所が多くてそれなりに面倒でしたが.
最初は,Apacheの mod_rewrite を使って,*.html のようなリクエストを,CGIへのリクエストへ書き換える方法を試したのですが,URLエンコードされたページ名に %2F つまり '/' が含まれていると,mod_rewrite がききません.何とかするには, Apache 2.0 以降で,追加されたディレクティブを必要とするようでしたので,面倒なんでやめました.途中までやったんですが...
そこで,PATH_INFO を使って,????.html というURLで,Wikiのページへアクセスできるようにしてみました.結構あちこち書き換えましたね.とりあえず,それっぽくなったと思います.
もし変な挙動をしたら,それはきっと私の変更ミスです.
でも,Wikiのページ名に日本語を使えばURLエンコードされるので,どうしたって長くなるんですよね...
そういえば,PukiWikiをいじり倒していますが,私はこれまでPHPを書いたことがなかったりします.これもきっと勉強です(と自分をごまかす).
投稿者 shingo : 19:31 | コメント (0) | トラックバック
ブラック
カテゴリー: [情報技術]いやぁ,ブラックだ(^^;
なぜだか.経営部門とかが,専門用語を飛び交わせても文句は言われないような気がしても,情報システム部門で専門用語を飛び交わせると,なぜだか文句をいわれるような気がするんですよね.
しかし,この話の対象者が,この記事を読むことは決してないような気がするが...
投稿者 shingo : 01:32 | コメント (4) | トラックバック
2005年2月12日
rm *
カテゴリー: [日常] [自宅サーバ]最近大学のサーバで動かしている,いろいろなものを,自宅のサーバに移動させる作業をしていました.それで設定を変えたり,MySQLをインストールしたりしていました.
そのとき,MySQLのデータベースを一度全部消してやり直したいと思って rm * を実行したのが,間違いでした...その後で,mysqlを再起動しようと思ったら,起動スクリプトが見つかりません.
よく見たら,/etc/init.d/ 以下が空っぽに...
カレントディレクトリが違っていて,/var/lib/mysql 以下のかわりに,/etc/init.d/ 以下の起動スクリプトを全部消してしまったようです^^;
急いで,似た構成の違うマシンから,/etc/init.d/ 以下をすべてコピーし,足りないものは,パッケージを入れ直しました.
後で,alias rm "rm -i" となるように設定を変えておきました.いや,/etc とか,home の下とかでやらなくてよかったです.ほんと.
たまにやってしまうんですよねぇ.Windows の場合だと,SHIFT+DEL でファイルを消す癖がついてしまっていて,ごみ箱に入らず直行で消えてしまい,どうしようもなくなることがあります.
rm で聞く話は,"rm -rf /" ですね.これだと,ほとんどすべてのファイルが消えてしまいます.誰がやるのかと思うのですが,やってしまう人はいるようです. Google 検索: "rm -rf /"
直接入力しなても,スクリプトなどの結果が,"rm -rf /" になってしまうことがあり得ますので.
FreeBSDでは,"rm -rf /"が封印されたという話も見つけましたけど,Linux はどうなんでしょうね?
試すわけにはいかないですからねえ(^^;
投稿者 shingo : 00:12 | コメント (4) | トラックバック
2005年2月 9日
AWStats6.2以前にセキュリティホール
カテゴリー: [Linux]私は,自分が管理していてWebサーバが動作しているサーバでは,AWStatsで,ログを解析しています.
最近,このAWStatsのセキュリティホールで,侵入,改竄が頻繁に起きているようです.
自分はアップデートしたから,大丈夫だと思ってとりあえず安心していたんですが,よく確かめたら,1つ漏れが(^^;
それも,バージョンが6.0.さらに認証とかかけてないから,publicになっているし(^^;
AWStatsのURLは,だいたい習慣的に決まっているので,スキャンしようと考える奴が出てきてもおかしくありませんから,気をつけないと.
そのサーバは,Vine Linux なので,AWStats は distribution に入っていませんから,apt-get などの対象になりません.自分で後からいれたソフトウェアは,特に気をつけてないと.
ついでなので,検索キーワードが文字化けする対策をしました.「ESC - awstats日本語化。」 を見て手を加えました.
そうしたら,今まで見えなかった変なキーワードがいろいろ出てきましたが^^;
こういうことが多くて,まったく気が抜けないですね.
そういえば,今日はWindows の更新もやたらたくさん出ていましたね.
投稿者 shingo : 14:27 | コメント (4) | トラックバック
私のプログラムの作り方
カテゴリー: [プログラミング]しばらく,研究のシステムの開発がなかなか進まなかったんですが,やっと今日あたりから進み始めました.設計以前に要求の詳細が決まらなかったので,全然書けなかったんです.設計の大枠が決まって,勢いがついてくるまで,どうしても時間がかかります.
私は,プログラムを書くとき,設計はしても,いわゆる設計図は書きません.頭を整理するために個条書きにして書き出したり,ちょっといたずらがきをするだけです.
私はもっぱらJavaを使うわけですが,Java の場合,interface を書いていけば,そのまんま詳細設計のようなものです.わざわざ,設計図を書く必要なんてありません.
机上で書いた設計図なんて,実際のコードを書くときは実装の都合で変わるわけで,丁寧に書くだけ時間の無駄です.実態(ソースコード)と食い違った設計図なんて,百害あって一理無しです.じゃあ,一致させればいいのかといえば,それはとてつもない労力でしょう.
# とかいって,大学生の時に,そういうツールを研究したことがありましたけど.あのころは違う考え方だったので.
前の指導教官には,よく設計図無しに書けるねと,しょっちゅういわれたものですが,確かに私はものぐさですが,いい加減だからこうしているわけじゃないです^^;
よほど大規模でない限り,すくなくとも最初に書く設計図は必要ないと思います.
設計をする人間と実装する人間は別である,ということがほとんど当たり前とされていますが,設計ができない人間が実装しても,設計者の意図を読めるわけもなく,実装できない人が設計図を書いても,実装しにくい設計ができるだけだと思います.じゃあ,両方できる人が,それぞれ役割分担すればよいかといえば,そんなのは無駄なわけです.
ちなみに,私はコメントもほとんど書きません.interface にJavadocコメントを書くだけです.どんどんコードを書き換えるのに,コメントも一緒に直すのは面倒この上ないからです.ただ,トリッキーなことをしているところには,その理由を書くことはありますけど.
いわゆる私の作り方は,最近の流行っぽくかっこよくいうと,アジャイル(agile)的な開発という奴に分類されるんでしょう.それを意識してますし.ただ,合理的だとは思っていますが,どこでも簡単に適応可能な方法とは思っていません.いろいろな意味で,人を選ぶ方法でしょう.規模も選ぶと思います.
ただ,こういうアジャイルは間違っていると思いますが...
この例は,プロジェクトが燃えちゃったから,アジャイルなやり方にせざるを得なかったというだけのような気がします... 確かに効率がいいですからね.プロジェクトが燃える→人が燃え尽きる→逃げる→会社が消えるって感じですか.私はいわゆる現場を経験していないので,こういうのは伝聞でしかないんですけどね.
ソフトウェア工学の歴史上,いろんなツールが作られてきましたが,結局プログラマがそれを使うのに必要な能力は,少なくなるどころか増えているように思います.結局,人が作っているわけなので.労力は減っても,知識は要求するんですよね(それでも,VisualBasic とかはある程度成功したと思います).
結局,先進的方法ほど,知っている人にしか使えない,できないわけです.当たり前ですが.
人という条件が揃わないと,やっぱりだめなんですよね.
それにしても,エンジニアが足りないっていって,こんなに増やしたのは誰ですか(^^;
まあ,数は必要なんでしょうけど,結局,数だけの問題じゃないんですよね.
ソフトウェア開発を機械的作業に落とすことを目的に,ずっときているわけですが,適応範囲の広い機械化に関しては,できるところはしてしまったんでしょう.最近は,アプリケーションドメインに特化した自動化がほとんどだと思います.Executable UML のように,設計図を書くと「自動的に」実装ができるという技術(MDA=Model Driven Architecture)も,設計図という名のプログラムを書くことになるだけに思えます.まあ,私はMDAに関しては不勉強なんで,もっとすばらしいのかもしれませんが(^^;
個人的には,UMLは,実装の話を忘れてモデルに注力できるから役に立つのであって,実行できるほど詳細なモデルは,意味がないと思っているんですが.
ただ,どこまでできるようになるのか,興味がないわけではないです.
ソフトウェア工学も,いろんな流れがある中で,MDAのような流れと,アジャイルのような流れの 大きく2つに分かれているように思います.どういう風になっていくんでしょうね.単に,棲み分けをするだけになる気がしないでもないですが.私は,当面アジャイルの方でしょうけどね.
うーん.また長い.プログラムだけじゃなくて,文章も短く書く訓練をしないといけないかも...
投稿者 shingo : 00:49 | コメント (0) | トラックバック
2005年2月 7日
Googlebot
カテゴリー: [自宅サーバ]1年ほど前にも,サイトを移転しようと思って,ドメインをとって途中まで作業したことがありました.
結局,たいして作業が進まないまま今まで放置していたのですが,検索エンジンには引っかかって,わずかながらアクセスがあることは知っていました.
そこで,アクセス誘導の意味で,こちらにリンクを張ったところ,Googleのbotが大量にやってくるようになりました.botの訪問間隔が急に短くなって,人間の訪問といい勝負をしています(笑
Googleのアルゴリズムは,リンクにかなり敏感に反応するようです.
もちろん知ってはいましたが,訪問回数がここまで違うとは思いませんでした.コメントスパムをやろうと考える連中が出てくるのにも納得です.
それで,a 要素のrel="nofollow" が提案されたわけですが,普及さえすれば,効果は出てくると思います.もっとも,それでスパムをやる連中があきらめるとも思えませんが...
Ask Jeeves は,rel="nofollow"を当面採用するつもりはないようです.というより,アルゴリズムが違うので,特に必要がないということですが.
Ask Jeeves、Googleが提案したコメントスパム対策機能に当面静観の構え
Google は,PageRank でシェアをのばしましたが,スパムへの耐性は,Ask Jeeves の方が先をいっているようです.イタチごっこのような気もしますが.
投稿者 shingo : 02:02 | コメント (0) | トラックバック
2005年2月 5日
ユビキタス特許
カテゴリー: [情報技術]http://home.att.ne.jp/sigma/satoh/diary.html
ここの,2005年2月2日の日記にある,「ユビキタス特許」というのに大笑いました.
最後の部分を引用:
結局、ユビキタス化したのはコンピュータでもセンサーでもサービスでもなく、特許だったということなのでしょう。ユビキタス特許はやっぱり嫌ですね。
遍在する(ubiquitous)特許.
私もいやです.
どの分野も,多かれ少なかれこんな状態なんでしょうね.
投稿者 shingo : 23:57 | コメント (0) | トラックバック
PukiWikiがバージョンアップ
カテゴリー: [日常]ふとPukiWikiのサイトを見に行ったら,2/1に1.4.5にバージョンアップしてました.
この前設定したばかりなのに...ちょっとタイミングが悪かったです.
PukiWikiは,バージョンアップをやりにくいのが難点なんですよね.
いろいろと機能追加がされているので,使っていたスキンだと,追加機能の恩恵が得られないことがわかり,結局オリジナルのスキンを,今のデザインに近くなるように改造することにしました.
その途中,やっかいな現象が起きて,はまりましたが.
.css.php というファイル名で終わるphpファイルが,特定のバーチャルドメインの下では,PHPとして実行されず,PHPのソースがそのまま返ってきてしまうと現象です.
結局,何が悪かったのかさっぱりわからないのですが,適当に回避してほったらかしです.どうせ,サーバの設定ミスのはずなんですが.
この前コメントで,編集用のリンクが出てくるのが,邪魔だという話だったので,認証をしないとメニューそのものが出てこないようにしてみました.
一応,入り口に使うための編集ボタンは残してあります.それがないと入り口もなくなってしまって(私が)面倒なので.
それにしても,また全然関係ないことがはかどってしまいました.
いい加減,本題もやらんと.
2005年2月 4日
Wikiを設置してみる
カテゴリー: [日常]そこからやってきた人もいると思いますが,ネットに繋ぎ始めた初期に作ったものの,2,3年前からほったらかしにしてあるWebサイトがあります.その内容のうち,まともそうなものだけを引っ越してこようと思い,CMS(Contents Management System)として使うためにWikiを設置してみました.
Wikiなら,ものぐさな自分も更新するかと思いまして.その証拠に,blogは(いまのところ)比較的まめに書いてます^^;
ちなみに,まだ中身は何もありません.
PukiWikiを使うことにしたのですが,またデザインが気になりだしました.
それで,スキンを探してきていじったのですが,また変にこってしまいました.大してセンスも良くないくせに,変にこだわったりするんですよね.
けっこう時間を使ったような気がします.我ながら何やってんだろう^^;
やることが多いときは,やらなければならないこととは,まったく関係ないことが,おもしろいようにはかどります.
いや,単に本当の意味で忙しくないからだけだと思いますが.
投稿者 shingo : 00:43 | コメント (3) | トラックバック
2005年2月 2日
検索キーワード
カテゴリー: [その他]このblogを動かしているサーバは,awstats でアクセスログを解析していますが...
検索キーワードにこんなものが引っかかっていました.
このページにそんなキーワードありませんが???
ていうか,このページがそんなページに見えますか?(笑)
当然ですが,アクセス元の検索結果のページには,このページへのリンクはありませんでした.
これは,Yahooからのリンクとなっているのですが,検索エンジンのbotは,まだGoogleとMSNしかやってきていません.Yahooは,とうの昔にGoogleとの提携を解消しましたし.
考えられるのは,REFERER を書き換えている可能性です.REFERERなんて所詮自己申告ですから.
この可能性は非常に高いですけど,そうだとしても,なぜこんなものに書き換えるのでしょう?謎です.
なお,本当に引っかかってはたまらないので,問題のキーワードを直接書くことはしません.
投稿者 shingo : 23:25 | コメント (0) | トラックバック
2005年2月 1日
「一太郎」販売停止の判決
カテゴリー: [情報技術]またまたくだらない特許のお話.
この裁判は,何かのアイコンをクリックしてから,知りたい機能のアイコンをクリックすると,関連するヘルプが表示される技術というのが,松下の特許であり,ジャストシステムはそれを侵害したという訴えのようです.
Windowsや,Wordで,ウィンドウの右上にある「?」と書かれたボタンを押してから,他のアイコンなどの項目をクリックすると,関連するヘルプが出てくる機能を使ったことがある人もいると思います.
じゃあ,Windowsは問題ないのかというと,「?」は「アイコン」じゃないので,よいという話なのです.
なんだよ,それ(笑)
上のページにもありますが,松下がジャストシステムを訴えたのは,これだけではなく,Windowsのヘルプ機能を使った,同様のヘルプを搭載した「ジャストホーム2家計簿パック」に関しても,訴訟を起こしていました.
H16. 8.31 東京地裁 平成15(ワ)18830等 特許権 民事訴訟事件
こちらでは,松下が敗訴しているのです.その理由が,「?」はアイコンじゃないから...
ジャストシステムは,これは,Windowsのwinhelp.exeの機能を使っているだけであって,「ジャストホーム2家計簿パック」は関知していないという主張をしたのですが...
判決は,「?」はアイコンじゃないという理由で決まったようです.
そこまでやるなら,「?」は文字なのか,図柄なのかというところも議論してほしかったですね(笑)
ちなみに,アイコンの定義の根拠は「岩波情報科学辞典」や「情報・知識imidas」だそうです.特許を申請するときは,これらの辞典を見ながらにしましょう.
ちなみに,この裁判官,この手の知的財産権訴訟関係では,悪い意味で有名らしいですが.
前の裁判では,松下は敗訴しましたが,今回の裁判では勝訴しました.何が違ったのかというと,「マウス」の絵柄が,「?」ボタンに追加されていたからなのです.その機能自体は,今までと同じWindowsの機能を使ったもので,何も変わっていないのです.
(きっとこれ→)
もう,ばからしくなってきます.
私としては,こんな訴訟や判決の詳細は正直どうでもいいです.文字なのか,絵文字なのかなんて,考えたくもありません.
それ以前に,これはあまりに単純な技術です.Windowsの機能を使っただけですし.
ですから,「?」ボタンのように,この特許に類似する機能は普通にあるわけです.
ジャストシステムが,松下からのライセンス契約の要求を拒否した気持ちがよく分かります.
しかし,この手の特許訴訟が企業イメージの悪化を招くという発想はないんでしょうか.さんざん他の企業が悪い見本を見せてくれたというのに,まだ気がつかないのでしょうか.
最近の事例ですと,SCOはどうなりましたっけ?他には,Amazonのワンクリック特許もあります.
Let's note を買いたいと思っていたんですが,本気でどうしようか悩んでいます.
と思ったのですが,この記事を見たら,どうでもよくなりました.まあ,写真を見てくださいな.
しかし,選択肢が他にあったら,松下製品はさけるでしょうな.
発明に対する投資の回収手段としての特許制度のはずですが,なぜ,この程度のものに特許が認められなくてはならないのでしょうか.業界の発展どころか,強力なブレーキとなりそうです.
まあ,出願が平成元年だそうですから,当時は全くこういうものがなかったのかもしれません.それでも,私はこれを特許と認めたくないですけど.
文字か,絵文字かなんて,どうでもいいことが議論の対象になるのは,その程度ことしか議論できないくらい単純なことだからでしょう.
ソフトウェアの特許の場合,当たり前に使われているテクニックが,いつのまにか特許になっているということが多すぎます.
特許をとらない奴が悪い,という人もいます.しかし,ソフトウェア特許が問題になるのは,誰でも同時多発的に思いつきそうなことや,一般的な技術が特許になっているからです.
当たり前だと思っていた技術の特許をとる奴がいるなんて,誰が思うでしょうか?
投稿者 shingo : 23:21 | コメント (0) | トラックバック
今日から2月
カテゴリー: [日常]1月も終わり,もう2月になってしまいました.
2005年が始まったばかりだと思っていたんですが...
今月もやらなくてはならないこと,やりたいことがいろいろありますが,さて,そのうちどのくらいが片づくのでしょうか.
それにしても,非常に寒くなりました.
ついさっき,大学から帰ってきたばかりなのですが,顔に当たる風が痛いほど冷たかったです.