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2005年1月31日

サーバの設定ミス

カテゴリー: [Linux]

MySQLを標的にする worm が出現したという記事が出ているのを見つけたところから,話は始まります.

ITmedia エンタープライズ:MySQLを標的にするワームが出現――米セキュリティ組織が警告

研究でMySQLはよく使うので,ちょっと気になったのですが,研究用のLinuxサーバは,用のあるポート以外は iptables で遮断しているので,まあ大丈夫だろうと思っていました.
ただ,私の管理でないサーバでも,MySQLを使っているものがあったことに思い当たり,そのサーバにも,念のため iptabels の設定をしておこうと思いました.
それで,自分のサーバの設定を写せばいいかと思ったのですが...

iptables -L -n -v してみたら,ルールが空っぽ(笑)

各サービスにセキュリティ上の問題が無ければ,別に iptables を設定していなくても問題ないのです.
しかし,人間というのはミスをするので,用のないポートは遮断していたのですが,iptables の設定そのものをミスって,遮断しているからいいやと油断していては,しゃれになっていません(笑)
MySQLに外部から接続するときは,パスワードを要求する設定にしてあったですが,まともなパスワードだった記憶がない^^;

そのサーバは,年末にハードウェアごとリプレイスしたものですが,そのとき iptables を設定した覚えはあります.iptables の設定は,再起動時に再現できるように,ファイルに落としておかないといけないのですが,どうやら保存し忘れていたようです.
開けっ放しになっていたかもしれないと思うと,ちょっとぞっとします.

実は,数ヶ月前,クラッキングされて完全に乗っ取られたサーバを復旧する機会(?)がありました.断っておきますが,入られたのは私のせいじゃありません(笑)
今まで実物は見たことがなかったんですが,悲惨なものです.

rootkit を入れられ,バックドアとして sshd が動いていました.当然,主要コマンドも改竄されていました.しかも,改竄されたコマンドには,実行されると修復されたファイルを改竄し直す罠が仕掛けられいたようで,コマンドを入れ直したつもりでも,残りかすが残っていると,いつの間にかまた戻っています.
また,一部の改竄された設定ファイルには,ext2 の書込禁止属性が付けられていました.
どこに何が残っているのか分かったものではないので,ルートパーティションを全部消して,入れ直しました.

loggerも改竄されていて,まともなログが残っていませんでしたが,下手なやり方だったのか,ログが消えすぎていて,ほとんど何も残っていなかったため,異常を察知できました.また,ls コマンドもファイルの種類ごとに色分けされる設定になっていたはずが,機能しなくなっていたので,違和感を感じ異常に気づくきっかけになりました.
でも,もっと「うまい」クラッカー相手だったら,気づきさえしなかった可能性もあります.

本当はポートを閉じたって意味ありません.そういう意味で「ファイアウォール」というのは,よく誤解されます.
とにかく,「いらないサービスははずす」,「セキュリティ・パッチを当てる」だけですね.
それでも,「ゼロデイ アタック」 が起こりうるわけで,入られるときには入られます.
継続的に監視をし,セキュリティ情報に聞き耳を立てているしかないですね.

追記:
このMySQLをねらったwormは,Windowsでしか動作しないようです.ちょっと早とちりでした.

投稿者 shingo : 03:04 | コメント (0) | トラックバック

RSSのアイコン

カテゴリー: [blog]

いろんなサイトで使われているRSSのアイコンが,どこも同じデザインなので,どこか出所があるのかと思って「RSS アイコン」で検索してみたところ,すぐに見つかりました.

#BLOG: 独自のRSSアイコンを作成!(ダウンロードOK)

というわけで,ありがたく使わせていただくことにしました.

投稿者 shingo : 03:02 | コメント (2) | トラックバック

2005年1月28日

スタイルシート

カテゴリー: [その他]

固定サイズでなくて,ウィンドウの大きさによってダイナミックに大きさが変わるようにしたかったので,この blog のスタイルシートをいろいろといじっているんですが,なかなか思い通りにいかないものです.

私がCSS自体をよく知らないって言うのもあるんですが,Webブラウザごとで,全然動作が違うんですよね.
固定サイズにしておくと,比較的問題ないので,世の中にはそういうスタイルシートが多いのかなと思います.

自動的にサイズを決めさせようとしたりなんかしたりすると,そのあたりは特に癖の違いが強いようで,ブラウザによって大きく変わったりします.
そもそもCSS自体の自由度の問題もありますね.言語の仕様上問題だったり,未実装であるなどの,実装上の問題だったり,いろいろですが.

とりあえず,あまりウィンドウの横幅を縮めない限り問題がないようなところで妥協しました.

こればっかりやっていると,他のことが進みやしません(^^;

投稿者 shingo : 22:18 | コメント (8) | トラックバック

「センス・オブ・プログラミング」/「Cプログラミング診断室」

カテゴリー: [プログラミング] []

研究室にあった本を適当にめくっていたら,おもしろそうな本を見つけました.
ちゃんと読んだわけではないですが.

扱っている範囲はやたら広いです.プログラムとは何かという話から,リソース管理などのOSの役割,モジュール化についてなどなど,いろいろなことを書いてあります.
ここに説明されている内容は,それぞれの専門書には,もちろん細かく解説されているような内容です.
深く知りたいなら,そういう専門書の方がよいでしょう.
しかし,プログラミングをする上で,さけては通れないことを,広く浅くふれています.
なかなか,最初は何が必要なのかすら分からなかったりするものですから,最低限のことを知るという意味で,初学者には,向いているような気がします.
また,ある程度かけるようになってきた人にも,是非読んでもらいたい本です.結構大事な事が書いてあったりします.

言語は特に固定せず,CやJavaを例に挙げて説明してあります.
「プログラミング言語」ではなく,「プログラミング」を取り上げた本です.

最近は増えてきているとはいえ,こういう一見分かりきっているけど明文化されていないものを,きちんと本にしているのは珍しいので,プログラムをこれから書くという人にも,プログラミング言語はかけても,ソフトウェアは作れないと言う人にも,是非勧めたいですね.

これを読んで思い出したのが,この本です.

「Cプログラミング診断室」

私が,高校生の時に買った本で,これを読んでから,コードの書き方が変わり,今までまともに動かすことができなかった,ある程度規模の大きいプログラムを動かすことができるようになりました.
いわゆる,言語は書けるがソフトウェアは書けないという状態を脱するのに,役に立った本です.

この本では,うまいコードの書き方が書いてあると言うより,実際に書かれた「とんでもない」コードを材料に,こんな書き方をするからうまく動かないんだということを,一つ一つ説明している本です.
単純に,読み物としてもおもしろいと思います.

言語はC言語ですし,環境もUNIX系の環境が主ですが,他の言語や,環境にも通じることが書かれています.
一部の内容は古くなっていて,最新の言語,環境やソフトウェア工学の事情とはちょっと違いますが,ほとんどは今でも通用する基本的なことです.C言語に特有のテクニックがけっこう多いので,そういうところは他の言語ではあまり役にたたないと思いますが.

この本は,初版の内容ですが,サイト上ですべてが公開されていますので,読んでみてください.本当は,買った方がいいんでしょうけど^^;

私が当時やたらと受けた部分のうち,一カ所を引用しておきます.

Cプログラミング診断室/珠玉の力作/サボリの美徳 より

ソースリストが長くなるほど、全体が見えにくくなり、取扱いの困難なソフトになっていきます。内容の理解度は、長さの2乗、3乗あるいはそれ以上のペースで悪くなります。短くできるものは短く書きましょう。キーボードを押すのも面倒だなと思いながらプログラミングしていても長くなって困るのですから、「がんがん書くぞ!」なんて頑張られたら困ってしまうのです。消す手間がかかるではありませんか。

投稿者 shingo : 02:40 | コメント (0) | トラックバック

バグ??

カテゴリー: [日常]

今日は(もう昨日ですか),納品したプログラムのバグ取りでほとんど終わりました.

私の環境だと,どのマシンでも動作するのに,先方の環境では動作しない.
結局,「環境の問題じゃないのかな?」という,解決にも何にもなっていない結論で終わりました.
まあ,よくあることです^^;
よくあっちゃ困りますが.
とりあえずは,丁寧にやらないで,強制的な処理で代替してもかまわない部分だったので,当面それで何とかすることになりましたが.

暇があったら,詳細に調べてみたいですが,そもそもうまく動かない環境が手元にないので,どうしようもないでしょう^^;
いわゆる,再現しないって奴です.
どうにも,こういうのはすっきりしませんね.

投稿者 shingo : 02:28 | コメント (0) | トラックバック

2005年1月27日

テンプレートを変更

カテゴリー: [その他]

Movable Typeのテンプレートのいじりかたが分かってきたので,いくつか好きなように変えてみました.

テンプレート・タグ

ここに書いてあるタグを組み合わせて,自由なページを作ることができるようです.

投稿者 shingo : 02:12 | コメント (0) | トラックバック

Movable Type に脆弱性

カテゴリー: [その他]

Movable Type 日本語版サイト: 【重要】 Movable Typeの脆弱性と対策について

スパムメールの送信を幇助してしまう脆弱性が見つかったそうなので,対策.
pluginを入れるだけなので,簡単です.
Movable Type を使っている人は対策した方がよいでしょう.

投稿者 shingo : 00:47 | コメント (0) | トラックバック

2005年1月25日

何となく色を変えてみる

カテゴリー: [その他]

何となく,ページのスタイルをいじって,色を変えたりしてみました.
他にも,少しいじっています.
よそのサイトへいったとき,自分のサイトと全く同じデザインだと,なんとなく,いやだったので^^;
っていっても,ほとんど変わっていないんですが...

ちょっと変えただけなんですが,IE と Mozilla 系でだいぶ違うので,調整が必要でした.

投稿者 shingo : 18:36 | コメント (0) | トラックバック

2005年1月23日

HDDやっぱり直っていませんでした

カテゴリー: [日常]

この前壊したHDDですが...

どうも,ちゃんと直っていなかったようです.さっき気がついたら,ドライブが消えてました.
接触不良のようで,USBコネクタのところをさわったり,差し直したりすると,一瞬電源が入るのですが,すぐ落ちてしまいます.
ちなみに,この製品は,USBと電源のコネクタがありますが,USBケーブルが抜けると自動的に電源が落ちるようになっています.

やっぱり,適当に直したのはだめのようです^^;
しかたないので,もう一度ばらして,はんだごてを当てました.
とりあえず,今のところまともに動いているようです.また止まらなきゃいいけど.

投稿者 shingo : 01:13 | コメント (0) | トラックバック

2005年1月22日

過電圧?

カテゴリー: [日常]

家に帰ってきたら,3台中の1台のUPSが過電圧でバッテリ運転になって,マシンがシャットダウンしていました.

UPS.jpg

確かに,このUPSだけ,電圧の上限をデフォルトの110V から,107Vに下げていましたが,他の2台のUPSは何ともなっていないのに,1台だけ過電圧になったのはどうしてなんでしょうね.
そういえば,その1台だけ大本のコンセントが違いますが.もしかして,何か問題があるのかな.それとも,ちょうど107Vと110Vの間にはまったとか.その可能性の方が高そうですかね.
それはそれで,そもそも何で過電圧になるんだっていう問題残りますが.

何かすっきりしませんが,とりあえず,電圧の上限を110Vに戻しておきました.

投稿者 shingo : 00:52 | コメント (4) | トラックバック

2005年1月21日

怠け者と働き者

カテゴリー: [プログラミング] [情報技術]

おもしろい記事があったので紹介.
研究の結果を引用して,具体的な数字を出していて,説得力があります.


人材不足と慢性的残業の悪循環を断ち切る : Hotwired

こんな数字を出してこなくても,プログラマの能力差が2倍や3倍どころではなく,10倍以上になることは,プログラマ同士なら気が付いています.仕事を見ていれば,だいたいわかります.
気が付いていないのは,給料を払っている側だけです(笑)
実際,現場でこれだけの差があるのです.

同期で,実際の開発に関わっている人間の話を,直接,間接的に聞くことがありますが,それはもうひどいものです.私は酒を基本的に飲みませんが,飲んでなければ聞けない話です.
できないプログラマというのは,文字通り「できない」のです.能力が低いとかいう以前の問題です.

私は,ソフトウェア開発の仕事をアルバイトとしてやってきました.
既存のプログラムの修正や機能追加を依頼されることが多かったのですが,中には,それはもうひどいコードがありました.動けばまだいい方で,動かなかったりします.ある操作をすると,「必ず」落ちるとか...問題外です.コードがデバッグできる状態ではないので,バグがとれなかったんでしょう.

使えないプログラマの何が問題かって,仕事量の絶対値ばっかり大きくて,実際はマイナスだということです.労働時間は長かったりするので,仕事をしているように見えますが,自分でバグを生産して,はまっているだけだったりします.
能力のあるプログラマは,それを探し出しては,せっせと削除することになるわけです.さらに,作り直さないとなりません.
ゴミの山を作った人間の生産量は,単に他人の労働時間を増やしているだけですから,マイナスです.そして,直す人の残業時間がまた増えるわけです.

生産性の高いプログラマと,低いプログラマの間の残業時間に特に差が生じませんから,時間給である以上,給料の差も生じません.下手をすれば逆転します.
そうすると使える人間から順番に逃げていきます.この辺のことは,上の記事に書いてある悪循環の図が,的確に説明しています.

上の記事でも少しふれていますが,この悪循環の輪は,大学などの教育現場にまで拡大しているように思えます.つまり,学生は将来金にならないことはやらないのです.
いろいろ自分で勉強している人間は,好きだからやっているにすぎません.
資格を取ると,少し「手当」がもらえるので,それはがんばります.しかし,その中身を理解し,仕事に反映させようという意欲からではありません.資格という看板が,金を生むからやっているだけです.正直,資格なんて持っているだけなら無意味です.

以前にも書きましたが,ソフトウェア開発の現場では,プログラマを歯車にしようと試みてきました.
ですから,個人の工夫なんていうのは邪魔なだけで,コーディングルールという名の枷をはめ,できるだけ生産性の低い人間のレベルにあわせて,コードを書かせようとするくらいです.
(コーディングルールが全く無意味だと言っているわけではないです.念のため)
そんなんでは,おもしろい仕事にはなりません.能力は評価されないどころか,発揮することすら許されなくなります.

金の話ばかりしてきましたが,魅力的な職場というのは,金だけではなく,「おもしろく」なければなりません.大金を渡して,毎日単調作業だけをやってくれといっても,普通発狂するでしょう.
正当な対価と知的満足.それらがないと,優秀な人間から順番に逃げていくのです...

こういう事を考えると,自分の今後の進路について,さらに悩むわけですが...

投稿者 shingo : 18:19 | コメント (2) | トラックバック

2005年1月20日

トンデモさんの世界

カテゴリー: [その他]

世の中には,時としてトンデモさんと呼ばれるような人たちがいます.(呼ばれないかもしれませんが^^)

先日,なんとなく,ある掲示板に書いてあった投稿者のページにいったら,こういうページへのリンクにあたりました.

http://www.infoibis.ne.jp/%7Eshioya/taiyou.html

実は太陽は冷たいんだそうです^^
リンクして,Google のページランクを上げたりしたくないので,リンクは張りません.
まあ,まずドグマ(太陽は冷たい)があって,それを説明するために,不必要な仮定を追加し,遠回りな論理をでっち上げているだけのことですので,突っ込んでも仕方がないので,細かいことは突っ込みませんが...
こういう主張をしている,この種の人たちがいることは知っていましたし.

ただ,これだけは,突っ込みたかった.

上記のページから引用です.

太陽は光も熱も出さない。ただ放射線を出している。私はこれをT線と呼ぶ。T線は地球の大気に当たって、光線と熱を出す。したがって大気の薄いところほど寒くなり、暗くなる。つまり太陽に近づくほど暗くなり、冷たくなる。

なんていうことが書いてあるわけです.
リンク元のページにも,「太陽が高温なら,例えば,飛行機に乗ったとき,高度が高いところの方が寒いのはおかしい,距離によって温度が変わるなら,太陽に近づくのだからだから熱くならないといけない.」というようなことが書いてありました.

もうね,何を勉強してきたんだといいたいわけです.
例えば,月の表面では,太陽光線の当たっているところと,そうでないところの温度差は,大きな差があります.大気がないからです.
しかし,地球には大気があります.地球上で感じている温度は,直射日光でも浴びていない限り,ほとんど「気温」なわけです.
上空に行けば大気圧が下がりますので,気温も下がります.ただそれだけです.
(実際にはそれだけじゃないので,もっと複雑ですが.. 例えば熱圏.これは,対流圏の話)
ていうか,この辺の気体の話,理科で習いませんでしたっけ?あれ,高校だったかな?

まあ,宇宙人がどうのこうのと書いてありましたので,理科とかいう以前に,普通の会話が成立する相手でないんでしょうが(笑)
もう,別世界です.

人の「世界」の見方は,誰でも同じとは限りません.同じような社会に属していれば,世界の理解のやりかたは,だいたい共通しているらしい(?)ですが,大きくはずれた人たちもいます.
ずいぶん前ですが,この記事を読んで,やっぱり世界が違うな,と感じた事がありました.

Wired News - 現代の魔女狩り? 米国で「問題本リスト」に載る『ハリー・ポッター』 - : Hotwired

ハリー・ポッターを批判する人たちにとっては,魔法や,悪魔は実在する存在です.
現実に観測可能な現象として,理解されているとしか思えません.
もっともこれは,私が物理的現象でないと現実と認識できないから,これも,そういう風に理解していると考えないと,理解できないというだけかもしれません.
しかし,少なくとも,ファンタジーの世界とは認識していないのは事実でしょう.
実在することに対してだから,真剣になるのではないかと思います.ここにも他の世界があるわけです.

多かれ少なかれ,人によって世界の見方は違うものです.しかし,社会的に問題になるほど,「現実」が認識できず,明後日の方に目がいっている人たちがいることが問題なわけです.
こういうのは,単に知識不足で見当はずれのことをいうのとは違うと思います.
知識不足は,きっかけにはなるでしょうけど.
例えば,温度,圧力,体積の関係を知らないが為に,太陽が冷たいという話に一定の信頼性を感じる,というような場合です.

この手の人たちを説得して,普通の世界に連れ戻すことは,ほぼ不可能です.
私も,こういうのを見るのはあんがい好きなのですが,積極的に関わろうとは思えません.
ただ,新たに別の人が足を突っ込むのを防ぐことはできるのではないかと思っています.

片足を突っ込むのは意外に簡単です.本が1冊と,深く考えずに鵜呑みにする頭があればできます.
中学の頃に超能力にはまりかけた経験から,それは容易に理解できます.
脱するのに必要だったのも,1冊の本でしたが.

世の中,一見不可解なことが多いものですが,理解している方がすっきりするので,たとえ間違った回答でも,手近なものを拾ってしまうものです.
科学者が,一見科学っぽい解答を好んだりするのも,オカルトな人がすぐ霊のせいにするのも,同じことです.
自分がこういうことにこだわるのは,自分がけっこう鵜呑みにする人間だからかもしれません.

眉につばをつける,というのは重要な事です.

投稿者 shingo : 23:41 | コメント (0) | トラックバック

2005年1月19日

仕事のスタック

カテゴリー: [日常]

仕事っていうのは,キューに入っているべきだと思うのですが,私の場合スタックに積まれているようです.
さらに,このスタックには底の方に穴が空いていて,早く取り出さないと,穴から落ちてしまうようです.

いま,仕事,研究,やらなくてはならないこと,やりたいこと,できればやってみたいこと,などいろいろな用事がスタックに積まれていますが,きっと,下の方のものはすっかり忘れてしまっているでしょう.

あんまり眠くならないので,一番近い締め切りの奴を,この数時間でめどがつくところまで,片づけてしまうことにしました.
夜が明けない程度にということで.

研究でも,試しにやってみたいこととか,やらなければならないことがあるんですが,思うようには進みませんねぇ.並列で,いろいろやりすぎているのかもしれません.

投稿者 shingo : 01:10 | コメント (0) | トラックバック

2005年1月18日

プログラミング言語としてのXML

カテゴリー: [プログラミング]

このあたりを読んで思ったこと.

Matzにっき (2005-01-13) 「私はなぜXMLを愛していないか」
型なし言語XML : NDO::Weblog

ほとんど自分の考えを整理するためのメモ書きですので,無駄に長文で,まともな文章ではないですが,その辺はご勘弁を.

私も,XMLをプログラミング言語のように使う研究をやっていたので,それがどんなにややこしいことか,わかっているつもりです
より汎用的なことをやろうとしたとたん,おもいっきりはまりました.苦労した割には,そんなに自由にプログラムが書けるようにはなりません.

自分でやっておいていうのはなんですが,そもそも,プログラミング言語として使うのは,XMLの目的からはずれているわけです.
静的な要素を宣言的に記述する局面ではある程度有効ですが,もうちょっと書けないかな,と欲を出すと,もうだめです.
私は,アプローチを間違えたというか,変な欲を出してしまったと思っています.
全く別の書き方を選択するべきでした.

いろいろな議論で似たような話出てきますが,結局,大きく分けて,次の3つのXMLがあるわけです.

  1. マークアップ言語としてのXML
  2. データフォーマットとしてのXML
  3. プログラミング言語としてのXML

本来は,1.が目的でしょう.
しかし,ほとんどのXMLは,データフォーマットとしてのXMLのような気がします.
それも,通信用だったり,設定ファイルだったり,さらにはデータベースだったりすることさえあります.
そして,3番目として,プログラミング言語のような振る舞いをするようなものもあります.
(私が今作っているものもそれに近いです)

型のないXMLはだめだとか,冗長性は悪であるという議論は,主に2. or 3.の視点でXMLを評価した場合に出てくるものでしょう.

Matzにっき(2005-01-05)

こっちを読むとよりはっきりします.
JavaでXMLを使う場合,XMLに「頻繁に変更される要素」を切り出すような事をすることが多いです.
これが,XMLをスクリプト言語として使うという話になるんだと思います.
こういう用途が,そもそもスクリプト言語では問題にならないことなんだ,というのもわかります.

XMLは,データフォーマットや,プログラミングに使えそうに見えます.
ツールがそろっているので,なおのことそう思えます.
それで,実際そう考えた人たちがいろいろいじったので,さらにそれっぽくなっています.
それでも,Java と XML の間の隙間が,完全に埋まるわけではありません.

型をつければいいかといえば,そういう問題でもないでしょう.
動的な言語ならともかく,Javaのように強い静的な型を持つ言語では,それほど便利にはならない気がします.
そもそも,この問題は使い方の問題であって,XML自身が悪いわけではありません.
XMLを改良するべきであるという話ではないと思います.
単に,一つの記述方法で何でもやろうとしているところに問題があるのでしょう.

ただ,XMLは,そのいろいろなツールのおかげで,結構便利に使えますから,現実的な選択として,データフォーマットとしてXMLを使うのは十分ありえるわけです.
ツールのおかげで使えるようになっただけで,XML自身がそれに向いているわけではないのでしょうが.
まあ,その辺は気にしても仕方ないと思っています(笑)
XMLSchemaを使えば,validation もやってくれるので,データフォーマットとしてもそれなりに使えます.
しかし,結局 Java のコード側で,型に合わせてパースする必要があるのが問題というのは,理解できます.分散しますからね.
ですから,私の場合,JavaからXMLを使う場合は,RelaxNG と Relaxer を使っています.プリミティブな型なら,これで何とかなりますから.
RelaxNG は,XMLSchema と比べて,大げさでもありませんし,スキーマさえ書けば,コードは自動生成されます.
Relaxer もこれはこれで問題がないわけではないんですが...

また,Javaでスクリプト言語をやるなら,私は,素直に Groovy などのJava上で動作するスクリプト言語を使うべきだと思います.

いまいちすっきりしなくて,消化不良ですが,今回はこんなところで.

投稿者 shingo : 21:32 | コメント (0) | トラックバック

2005年1月16日

HDDを壊しました...

カテゴリー: [日常]

データをバックアップするのに,I/O DATA の HDA-iU250 という外付けHDDを使っています.
今日,机の下の配線をいじっていると,うっかり,このHDDのケーブルに強い力をかけてしまいました.
するとHDDが止まる音が...
うっかり抜いてしまったのかと思って,よく見てみると,やはりUSBケーブルがはずれていました...コネクタごと...
分解して,基板をはずして見るとごらんの通りです...

HDD-iU250-board-1.jpg

分解するまで結構不安だったんですが,見るときれいにとれていますので,半田付けして直してみることにしました.
別に,HDD本体や,USB-IDE変換をしている部分がどうかなったわけでもないので.

HDD-iU250-board-2.jpg

付けなおすとこんな感じです.

問題なく動いたので,とりあえず安心です.
ちなみに,中身は MaxtorのHDDでした.

しかし,バックアップのHDDを物理的にぶっ壊しているんじゃ,どうしようもないですな.

投稿者 shingo : 13:54 | コメント (3) | トラックバック

2005年1月15日

やっぱりうるさいです

カテゴリー: [日常]

UPS(ES725)ですが,やっぱりうるさいです.高い音が耳につきます.
寝るのに耳栓を使いました.

どうしようかと思っていたんですが,思いつきで,購入時に入っていた箱を,1台にかぶせてみたところ,かなりよくなりました.特に気にならないようになりました.

とりあえず,これで大丈夫かな.

投稿者 shingo : 16:01 | コメント (0) | トラックバック

2005年1月14日

UPS大活躍?

カテゴリー: [日常]

早速,ブレーカーがとんで,UPSが役に立ちました(^^;

投稿者 shingo : 04:01 | コメント (0) | トラックバック

UPSの追加

カテゴリー: [日常] [自宅サーバ]

無停電電源装置(UPS)を2台追加購入しました.

買ったのは,APC ES500/725 です.
これで,ES500 が1台と,ES725 が2台になりました.しかし,散財してますなあ^^;

いままでは,ブレーカーが飛ぶのが怖かったんですが,これで,安心して暖房をばんばんかけられます^^;
この部屋は20Aしか無いので,簡単にブレーカーが飛びます.
大丈夫だと思っていると,突然前触れもなく飛ぶので,本当にこまります.
電気の契約を変更すればいいんでしょうが,1年くらいで引っ越す可能性があることを考えると,使い回しがきくUPSでも買っておこうと思いました.
あと,雷でこけたこともあるので,UPSがついていれば安心です.

しかし,このUPS,やたらうるさいんです^^;
うるさいとは聞いていましたが,ここまでとは.特に725がうるさいですね.ES500 のほうはそれほどでもないんですが.
ジーッジーッという音が,断続的に聞こえてきます.
まあ,部屋は,すでにPCの大量のファンでうるさいから,大して状況が変わったわけではないんですが,ファンとは音が異質なので,少々耳につきます.
できるだけ,物陰に移動させて,何とか気にならなくなりました.

まあ,突然落ちるのは困るので,我慢することにしましょう.

投稿者 shingo : 02:11 | コメント (0) | トラックバック

2005年1月11日

プログラマーとのつきあい方

カテゴリー: [プログラミング]

少し前に見つけた,ちょっとおもしろいページ

プログラマとつきあう

ゲーム業界の話が入っているので,少し違うところもあるでしょうが,おおむねこうなんでしょうね.

結局,直接向き合っているものと,顧客が見る成果物が全く別の姿をしているのが,ややこしい話なんで
すよね.
どうして,こんな「呪文」を書くと,ウィンドウが開くんだよとか.
一般人にとっては非常に似ていて,一方から一方に簡単に変更できそうなものが,コード上で見ると,大幅に違うものだったりします.通常の視点で見ている世界とは,距離感が違うというか,そんな感じです.

プログラムを書けば書くほど,計算機は馬鹿だと思います.馬鹿正直に自動化する機械なのです.
プログラミングとは,そのお馬鹿さんに,一から十まで教えてやって,膨大な仕事をやらせる仕事です.
というか,一から十までやらせるには,一から百まで教えてやらなけりゃ,動かないのが計算機です.

ソフトウェアを作るというのは,処理対象を様々な角度,様々なレイヤーで分析し,それを,すべて計算機が理解できる表現に変換し,再構築する作業で,誰にでもすぐにできるようになるものではありません.
基本的に人間が作ったものなので,訓練さえすれば誰でもできるようになるはずであるとは思っていますが,十分な訓練が必要です.運転免許みたいに,直感的なものではないのです.

そのような訓練の結果,プログラマは,一般人からちょっとずれた(笑)センスを身につけます.
その結果,世界を独自のロジックで観察し,機械の言葉で書き下す事ができるようになるわけですが,結局,一般人から見るとは,何やってんだかさっぱりわからん,ということになるわけです.
きっと,それが数多くの悲劇を生んできたのでしょう^^;;
ちなみに,そういうセンスを持つと,年末調整とかの書類をみて,情報処理の設計がおかしいとか思うようになります(実話)^^;

ソフトウェア工学は,いかにさぼってものを作るか考えてきたわけです.さぼるために多大な努力してきました.個人の訓練も同じで,さぼり方の訓練のようなものです.
もう一つの悲劇は,それがあまり理解されていないことです.
優秀な人ほど,早く正確に仕事を片づけられるわけですが,残業やってがんばっている人の方が,仕事をしているように見えてしまいます.見ている人には,プログラミングなんてわかりませんから.
たとえ,残業しながらバグを生産しているだけだとしてもです.

まあ,これは,ソフトウェア工学の歴史上の問題でもあって,ソフトウェア工学は,ソフトウェア開発を工場のラインのようなメタファで考えてきました.ですから,プログラマを均質な歯車として扱おうとしてきました.最初から個人の能力差なんて考慮していないともいえます..
まあ,最近は必ずしもそうでもないようですが.

ものぐさにやらないと,プログラマなんて,心も体も参ってしまいます.
プログラミングは,あくまで頭脳労働であるべきです.
ものぐさにやっている人が,一番生産性が高いんだというのは,どうやったらわかってもらえるんでしょうねぇ.
熟練したプログラマは,徹底的にさぼります.まあ,一番いいのは人にやらせることです(笑)

ここまで駄文を読んでくれて,どうもありがとうございます^^;

投稿者 shingo : 22:43 | コメント (0) | トラックバック

納品

カテゴリー: [日常]

今朝書いた納期の件,今日中に片づけてしまいました.
問題が起きなければ,これで一応終わりです.絶対起きるでしょうけど^^
とりあえず,これで一つ片づきました.
すぐ,次が待ってますが^^;;;

投稿者 shingo : 22:41 | コメント (0) | トラックバック

納期

カテゴリー: [日常]

納期が近いというのに,気がついたら朝です^^
どうも正月ぼけが抜けてないようです.
いつものことだっていう話もあるかもしれませんが^^
というわけで,今日は,早朝からJavaのコードをがりがりと書いております.
ちなみに,ソフトウェア開発系のバイトをしていますので,納期というのはそれの納期です.

案外早くできそうなので,早速気が抜けはじめています.
早くできそうだと,ぎりぎりで終わるようにペース配分しようとして,墓穴を掘るのが悪い癖です.

そういえば,不特定多数に公開するつもりの日記にしては,何にも自己紹介がないですな.
そのうち,何らかの方法で作らないとだめですね.

さて,そろそろ研究室に行く準備をしないと...

投稿者 shingo : 08:19 | コメント (0) | トラックバック

2005年1月 8日

NICを変えました

カテゴリー:

ADSLにつながらなくなった件ですが,クロスケーブルにしても,何にしてもどうやら,ADSLモデムとeth1は,つながらないみたいなので,新しいNICを付けることにしました.
なぜか,eth0 とはつながるんですがね...
仲が悪くなったとしか表現しようがないです.

NICは,別のマシンからはずして,余っていたものを付けました.なぜか余っているんですよね.こういうものが.これまた,マニアックな理由なんですが^^

このままでもつながるんですが,このサーバは,LANにつながっている eth0 に対して,DHCPサーバになっているので,eth0 を ADSL用と,LAN用に共有していると,ADSLモデム自体のDHCPサーバ機能とぶつかって,面倒なことになるんで,わける必要がありました.
モデムの設定を変えればいいのかもしれませんが,マニュアルを探すのが面倒で,パスワードが分からない^^

eth0 と eth1 を入れ替えることも考えましたが,それだとLAN側のNICが,eth1 になってしまい,いろいろな設定を書き換えないとならなくなってしまうので,やめました.

安定してきたら,おおっぴらにリンクしようかと思っていたんですが,まだまだかな.

投稿者 shingo : 16:08 | コメント (0) | トラックバック

2005年1月 7日

またまたダウン

カテゴリー: [日常]

また,このサーバがダウンしてしまいました.というか,ADSLがつながらなくなっていました.
7日の19時頃から,8日の0時頃まで,つながらなかったはずです.

UPSを買ったので,繋ぐためにいったん電源を落としてから再起動したんですが,その後,二度とADSLがつながらなくなってしまいました.

そもそも,イーサネットすらつながっていないようで,ADSLモデム側も,NIC側もリンクランプがつきません.

結局,応急措置として,今までeth1経由で接続していたものを,LANと同じHUBにADSLモデムを繋いでしまって,そのLANとつながっているeth0経由でADSLモデムと通信するようにしたところ,あっけなくつながりました.
なぜか,ADSLモデムとHUBのカスケードポートの間には,リンクが成立するもので...

再起動する前まで動いていたのが不思議です.

それにしても,3時間以上無駄にしてしまいました...
忙しいときに限ってこれですよ.

この前も忙しい時に,HDDがまとめてクラッシュしたり,電源が逝かれたりしたんですよね...

投稿者 shingo : 23:51 | コメント (0) | トラックバック

2005年1月 5日

帰省から戻りました

カテゴリー: [日常]

帰省から戻りました.
仕事道具を持って帰ったんですが,やっぱり,実家に居ると,あんまりはかどりません.

ノートPCの環境が貧弱というのもあるんでしょうけど,それ以上に,やっぱり,こたつがあるのがいけないような気がします^^;

投稿者 shingo : 23:49 | コメント (0) | トラックバック

ネームサーバ復旧

カテゴリー: [日常]

1月4日の早朝から,ネームサーバのレコードの変更が反映されなくなってしまって,このページが見られなくなっていました.
ドメインを管理している会社の提供する管理画面を見ると,変更されているように見えるのに,実際のネームサーバは,古い結果を返してくる状態が続いていました.
うちはADSLなので,たまに接続が切れて,IPアドレスが変わります.
普通は,再接続のタイミングで,自動でDNSのレコードも更新するんですが,それが反映されなくなっていました.
DNSのレコードを更新できないと,古いIPアドレスを指したままになってしまいます.

きっと,この24時間近く,そのIPアドレスを使っていた人のところには,なぞの80ポートへのアクセスが何度かあったことでしょう^^

先ほど,確認したところ復旧していました.
結局,固定IPアドレスを用意した方がいいんですかねえ(ちょっと高そうだけど).

投稿者 shingo : 12:05 | コメント (0) | トラックバック