2006年2月 2日
FEEDBRINGER
カテゴリー: [情報技術]つい最近Feedpathを使い始めてみたばかりだというのに,FEEDBRINGERに浮気.
U/IはFEEDBRINGERの方が好みかな.
まあ,前からやってるFEEDBRINGERと,始まったばかりのFeedpathを比べるのも,ちょっとなんですが.
といいつつ,FEEDBRINGERもalpha版みたい.
この手のサービスは,いろいろありますね.
いろんなRSSリーダを使い始めたので,また統一がとれなくなってしまった^^;
それにしても,タグを付けるのも案外大変です.
変に説明的だと役に立たない気がする.いつも同じタグを使わないと意味がない.なかなか思いつかない.
まあ,使いやすそうだから,こっちをメインにしようかなあ.
投稿者 shingo : 02:23 | コメント (0) | トラックバック
2006年1月31日
Feedpath
カテゴリー: [ネットワーク] [情報技術]サイボウズがFeedpathというサービスをはじめました.
あふれかえる情報を整理するのが大変なので,こういうツールには興味があります.
bloglinesを使ってますが,試しにこちらも使ってみることに.
情報を整理するという意味では,アーカイブが出来るFeedpathの方がいいのかな?
RSS以外でも似たようなツールがあるといいんですが.
やっぱり,はやりのAjaxばりばりですねえ.
他に気になったところをあげれば,
・記事タイトルを短く省略しすぎるので,短すぎてマウスをあわせてツールチップが出るまで内容がわからない.画面が広くても無駄なだけ.一覧性が悪い.
・Ajaxはいいんだけど,カテゴリ整理がドラッグ&ドロップだけじゃ,スクロールするほどリストが長いと大変
・未読件数が多いときに閲覧しようとするとパフォーマンスが悪いような...
ベータなんで,だんだん改良されていくんでしょう.
bloglinesでたまに起きる,タイトル中の特定の文字でおかしくなるような現象はさすがになかったです
ね.bloglinesだと,記事の内容が見えなくなってしまったり,HTMLやJavaScriptのエラーと思われる現象がよく起きます...bloglinesのせいなのか,元のfeedのせいなのかは分かりませんが.
試しにいろいろタグを付けてみました.
ところで,スペルを間違った恥ずかしいタグを無かったことにする方法はないんでしょうか^^;
Myタグに残りっぱなしです.
新着タグのところにも,しばらく出てしまって,ちょっと恥ずかしい.誰がやったかは分からないんでしょうけど.
投稿者 shingo : 15:41 | コメント (0) | トラックバック
2005年11月28日
これからのプロセッサの話
カテゴリー: [プログラミング] [情報技術]学位論文審査で頭がいっぱいでblogを放置してました.というより,そればっかりやっていると,ネタがなかったんですが.
そうしたら,アクセス数が半分に^^;
さて,本題に.
先週の金曜日,大学に東芝セミコンダクターの斉藤光男氏が,Cellプロセッサ関係の講演に来ました.
何となく,その場の流れで聞きに行くことに.
主に,プロセッサの歴史と,Cellへ至る道についての話でした.
もちろん,もっぱらハードウェアの話でしたが,後ろの方でちょっとだけふれたソフトウェアの開発環境に興味を持ちました.ポイントは先祖帰りだそうです.
Cellは,制御用のプロセッサ(PPE)1つと,8つのSPEを1チップにした,非対称マルチコアです.
ですから,それぞれのプロセッサに上手に仕事を割り振る必要があります.
そして,これは人がやるようです.人が動作を客観的に判断できるように,SPEがどれだけ仕事をしているか,ブランチミス,バスを流れるデータ量,すべてを見ることが出来るようになっているということでした.
とにかく,隠蔽して透過的にするのではなく,見せるようになっています.見て,人が調整するわけです.
実際の開発環境を知っているわけではないので,実際どのくらい大変なのかは何ともいえないところですが,こういう話を聞いていると,やはりソフトウェア開発は大変なんだろうなあと思います.Cellをよく知った上で,使いこなす必要がありますから.
でも,こういう問題はCellだけの問題ではないでしょう.これから,マルチコアが当たり前になっていくでしょうから.PCにのるプロセッサは対称マルチコアですから,Cellのような大変さはないかもしれませんが,それでも,いままでと同じ方法では速くなりません.
マルチスレッドにして,徹底して非同期で作らないといけないでしょうね.
サーバ・アプリケーションは,マルチスレッドが当たり前になっていますから,このままでもいいんでしょうけど,クライアント側は普通そういう作りになっていませんから,作り方を変える必要があるでしょう.
そもそも,私は,クライアントがマルチコアになっても,あんまり意味がないと思っているですけど.あっても,2つくらいでいいでしょう.どうせ,プロセッサ設計上の限界が来ているので,コアを増やすしかないという話なわけですから.
クライアントで動いているアプリケーションで,どのくらいマルチコアの効果があるんでしょうね.
一部のマルチメディア関係のアプリケーションには意味があることでしょうけど.
投稿者 shingo : 18:24 | コメント (1) | トラックバック
2005年11月 3日
Google落ちた?
カテゴリー: [情報技術]もう回復していますが,Googleが落ちてました.私が気づいたのは18:00くらいで,18:20くらいまで落ちてました.502になったり,接続自体できなかったり,いろいろと状態が変化していました.
途中,一瞬,回復することもありましたが,ほとんど使えませんでした.
落ちたのは,検索だけではなくて,GMail, Google Earth,Google Talkなど,Googleのサービスがすべて落ちていました.
止まってみて分かりましたが,依存しているんですよね.Webに依存している以上に,Googleに依存していると思います.落ちてるのに気づいて,状況を調べようとしたときも,つい,ぐぐってしまいましたよ.
Googleを最初に知ったときは,かなり感動した覚えがあるのですが,その前と後で,こんなに使い方が変わるものとは思っていませんでした.昔のことを思い出すと,やはり,Webの使い方が変わっているように思います.
私はSleipnirを使ってますが,ブラウザに検索用のツールバーがついてます.Google Toolbarもありますし,他のブラウザでも,それが当たり前になっていますよね.
ブラウザの検索ツールバーが重要な役割を持っていることを,今回,改めて認識しました.
投稿者 shingo : 19:51 | コメント (0) | トラックバック
2005年8月16日
歯医者に行ったら
カテゴリー: [情報技術] [日常]やっと歯医者に行って来ました.
型を取ったから,また行かないといけません.
で,改築してたんですが,妙にハイテク化してました.
なんていうのか,あの椅子みたいな診療台自体は,同じものでしたが,なぜかアームの途中に液晶モニタが.
どうやら,レントゲンの写真とかそういうものが写るようです.
まあ,あからさまにWindowsで,横にはPCがおいてありましたし,患者が変わるたびに,そのPCの上にあるマウスとテンキーで操作してやらないといけないみたいでしたが.
前がどうだったか知りませんが,手間が減ってるんだろうか...
投稿者 shingo : 14:20 | コメント (2) | トラックバック
2005年7月22日
MDA
カテゴリー: [プログラミング] [情報技術]私の専門は,ソフトウェア工学,コンポーネントベースのソフトウェア開発なわけですが...
最近,MDA(Model Driven Architecture),モデル駆動アーキテクチャの話を聞くことが多くなりました.
どうも実用段階に入り始めているようで,興味があったので,これについて一度書いてみたいと思っていました.
MDAのツールは非常に高価(数百万)ですし,少々大がかりな仕組みなわけで,私が触れる機会はありません.UMLで記述したモデルから,プラットフォームごとに自動でソフトウェアが生成できるという話なわけですが,私は正直,その実用性については半信半疑でした.
ただ,最近,MDAを研究していてツールをさわったことのある人の話を聞いたのですが,ちょっと考えが変わりました.かなりツールとしてちゃんとしたもので,モデルを与えるだけで,かなりのものを作ってくれるようです.
そもそも,私が半信半疑だったのは,その需要が理解できなかったからなのですが,ビジネスロジックが非常に長期間にわたりほとんど変化しない業種では,需要があるようです.
つまり,ソフトウェアの寿命が,それを支えるプラットフォームより遙かに長く,ビジネスロジックは変わらないのに,そのうちプラットフォームを維持することができなくなり,ソフトウェアを新しいプラットフォーム向けに作り直さなければならない状況になる場合です.
そういう場合でも,新しいプラットフォーム向けのモデル変換が用意できていれば,移植しなくてもすみます.確かに,そういう業種・分野では,十分需要のある話なのかもしれないと思うようになりました.
とはいうものの,やはり,どんなアプリケーションにも適応可能だとは思いません.
あと,どの程度のプラットフォームの組み合わせに対してモデル変換が提供されるのかとか,結局モデル変換の種類に依存するだけじゃないかとか,MDAというプラットフォームに依存するだけなんじゃないかとか,いろいろ疑問はあるのですが.
よりメタなところで記述しておく意味は理解できますけどね.
ただ,思うのは,MDAを使えるような人間は,十分な知識を持った人間だけだということです.高価なツールが必要でも,少人数のきちんとした知識を持った人間さえいれば,人件費の削減になるということなんでしょうけど.
結局,使う人間の知識・能力の問題になっている気がします.MDAに限らず,そうなっています.
これは,どんなに技術が進んでも,いや,技術が進めば進むほど,それを扱う人間に知識を要求するということでしょうね.
最近,足りないのは技術じゃなくて,それを使う人じゃないかと思ったりします.
投稿者 shingo : 20:25 | コメント (0) | トラックバック
2005年6月21日
クレジットカード情報流出
カテゴリー: [情報技術]アメリカでクレジットカード情報が大規模に流出して問題になっています.
国内発行のカードでも,アメリカの加盟店で使ったことのあるカードなら,可能性があるようです.実際,不正利用が見つかっていますね.
NetSecurity - 米マスターカードで4千万件以上の個人情報流出、日本ユーザへの影響も
NetSecurity - 日本国内の個人情報流出は約8万件か、マスターカードが発表
とりあえず,私はアメリカの加盟店でカードを使ったことはないので,大丈夫のはずです.
もちろん,ちゃんと対策してあったんだろうとは思います.そんな重要なデータを,外部からアクセス可能な場所に置くわけありませんが,それを守っているのは,結局ソフトウェアだったりするわけです.
だから,入られるときには入られるものでしょうし,そもそも,クレジットカード自身が古くて信頼性なんて何もないシステムですからね.そのための保険なんでしょうけど.でも,こういうのが頻発するようになると,保険料あがらないのかな.
オンラインショッピングとかがある以上,インターネット経由でカード情報をやりとりし,それを蓄えるのは珍しくもないことですよね.まあ,オンラインで処理できるようにする必要のないデータを,そうしてしてあったんだとしたら,ちょっと勘弁ですけど.
このニュースを見ていて思い出したのは,昔読んだ本です.私が小学生か中学生の頃だったと思います.何かの子供向けの本に,未来の世界についての描写がありました.なんか,そういうのはやってましたよね.
その中に,未来の泥棒は,現金でなくて,コンピュータを操作してお金を盗むようになる,という話がありました.
うーん.ちゃんと未来の世界になってたんですね(笑)
現金を盗む泥棒も健在ですが.
でも,その本に載っていた挿し絵だと,その泥棒,コンピュータ・コンソールの前から走って逃げてたんですよ.今から思うと,なんか,ちょっと違うような気がします.妙にSFちっくな挿し絵だったのだけは良く覚えています.
投稿者 shingo : 22:37 | コメント (2) | トラックバック
2005年4月11日
ネットワークトラブル
カテゴリー: [ネットワーク] [ネットワーク] [情報技術] [日常]今日は,研究室に新しい4年生がやってきました.ゼミの日程調整したり,いろいろしたわけですが,割り当てられたPCのセットアップもやってもらいました.
ところが1台がネットワークにつながりません.DHCP でIPアドレスも設定できているにも関わらず,通信できないようです.実は,他のM1の学生のマシンも,同じような状況で,ネットワークが使えなくなって,しばらくすると元に戻るいう話があったのですが,今まで原因が分かりませんでした.
サーバ側の問題かと思って調べてみましたが,ログの上では,正常にIPアドレスをリリースしているようにしか見えません.調べていくと,ゲートウェイはだめですが他のホストにはpingが通ることに気づきました.
そのうち,そのM1の人が決定的な原因を見つけてれました.
犯人は,Norton Client Firewall の AutoBlock という機能でした.Client Firewall のログを見ると,次のようなログが残っていました.
日付: 2005/04/11 時刻: 15:51:24 このコンピュータに対する侵入 「Stacheldraht」 の試みを検出して遮断しました。 侵入者: 192.168.x.x(bootps(67)) プロトコル: ICMP 攻撃されたポート: bootpc(68)
日付: 2005/04/11 時刻: 15:51:24 192.168.x.x によるコンピュータへの以降のアクセスを 30 分間だけ遮断します。
192.168.x.x というのは,ゲートウェイ兼DHCPサーバです.
AutoBlock は,繰り返し攻撃を受けると,自動的のそのIPアドレスからの通信を遮断するという機能です.
なぜだか,このせいで DHCP の通信を攻撃と捉え,遮断してしまったようです.それはゲートウェイでもありますから,当然外と通信できません.
更に悪いことに,30分経つと遮断が解除されるために,「いつの間にか直る」ということになっていたわけです.
しかし,なぜ,Stacheldraht だと思ったんでしょう...
とりあえず,原因は分かったので対処はできるようになりました.
ファイアウォールは必要なものですが,トラブルも多いですね.まあ,安全性と利便性は基本的にトレードオフの関係ですから,仕方がないのかもしれません.でも,AutoBlock の仕様は,ちょっとはまりやすいと思います.特に,現象が一時的だという点が原因究明を難しくしています.
マニュアルを読め,という声が聞こえてきそうですが,そもそもNorton Client Firewall に問題があることにすぐには気づけないですから,マニュアルを読むことは直接の解決にはならないでしょう.
投稿者 shingo : 23:48 | コメント (0) | トラックバック
2005年3月18日
迷惑メール
カテゴリー: [情報技術]ITmedia エンタープライズ:手元に届いた「イマドキの日本語スパムメール」実例編 (1/2)
多いですよねえ,迷惑メール(スパム).
以前,迷惑メールが増えてきた頃,道楽でフィルタを書いたことがあります.
最近,いろんなメールソフトについている,学習させるタイプです.私は,Becky を使っているので,そのプラグインにしてみました.(既存の物の存在も知っていましたが,まあ道楽なので)
このあたりの文献を参考にして適当に作りました.まあ,こういう資料があるから,作ってみようと思ったんですが.
A Plan for Spam
Better Bayesian Filtering
しかし,分かち書きが,かなりいいかげんなので,非常に弱い^^;
判定材料となる言葉の抽出がへたくそなわけです.最初の頃は,結構うまく動いていたのですが,最近はよく間違えます...
ただ,私の作ったフィルタがへぼというだけでなく(まあへぼなんですが),原理的に無理なんだろうなと思うメールも最近は多いです.
例えば,極端に短いメールです.判別に使える情報が少ないわけで,必ずと言っていいほど判別できません.また,間違いメールを装った,いかにも普通っぽいメールも,取りこぼすことが多いようです.
典型的な,アダルト系の迷惑メールはけっこう効率よくはじいています.
逆に,必要なメールを迷惑メールと誤判定することもあるのですが,だいたいは,大量の広告が入ったメールです.メールマガジンなんかに多いですね.言い回しがそっくりなことが多いので,迷惑メールと区別できないのでしょう.
まったく使えないわけでもないとは思います.公開できる性能じゃないですけど^^;
でも,正直言って,迷惑メールよりも多いのが,ウィルス付きのメールなんですけどね...
ISPがフィルタを入れたので,「検知しました」というお知らせメールしか来ないのですが,そのお知らせメールが大量にやってきます.
Netsky ばっかりです.これも何とかならないものなんでしょうかね...
投稿者 shingo : 23:24 | コメント (0) | トラックバック
2005年3月 9日
質問サイトの問題点
カテゴリー: [情報技術]「はてな」などの人力検索というか,質問専用のサイトがはやっています.
Google で検索しても,引っかかることが多くなってきているように思います.
質問者にとっては便利なシステムだろうと思いますが,私には多少問題点があるように思えます.(ちなみに,私自身は利用したことはありません)
質問に限定したコミュニケーションですから,そこで議論になったりはしません.というより,回答者同士はコミュニケーションすることが禁じられます.
その結果,回答者の知識不足から,回答が不正確だった場合に,訂正不能になってしまいます.
回答を評価するシステムがありますが,回答の正当性を判断するのは,質問者だけになります.
この問題に拍車をかけるのが,締め切りというシステムです.質問者は,満足すると質問を締め切って,回答の受付を停止できます.このため,回答に問題があったとしても,後から閲覧した人は,それを訂正する機会を失います.
また,回答はまともでも,質問者からのお礼として書かれているレスポンスに,明らかに勘違いして理解しているコメントがついていても,締め切られたらおしまいです.質問者自身にも,また後から閲覧する人にも,訂正する機会がありません.
質問者が一人で自爆しているのははっきり言ってかまわないのですが,問題はこれらのログがずっと残ることです.検索で似たようなことを調べている人が引っかかったとき,誤りが拡大するおそれがあります.誤りだと知っている人が,それを後で指摘する手段がありませんから,これは止まりません.
はてなの人力検索には,締め切り後に,関連する議論をするための掲示板が出現するようですから,ある程度は防げるでしょう.しかし,これは他のサイトにもあるものではありません.
有益なログもあるので,もちろん,すべてを否定するわけではありません.
ちょっとした捜し物とか,人生相談とか,専門的な質問だとしても,たいていの人が答えられる初歩的な質問なら有益でしょう.
でも,(特に専門性の高い質問では)問題になる場合がありそうです.
投稿者 shingo : 02:32 | コメント (2) | トラックバック
2005年2月18日
パソコン通信
カテゴリー: [情報技術]ITmediaニュース:さよなら「GO」コマンド ニフティ、パソコン通信サービスを終了
このニュースを聞いて,思い出したことがあります.まあ,どうしようもないことなんですが.
私がパソコンを使い始めたのは中学2年生くらいの時からですが,当時はいっさいの通信環境がありませんでした.当時は,パソコン通信の方がインターネットより一般的だったと思います.パソコン通信につないでみたいと思っていましたが,金がかかりすぎて不可能でした.フリーソフト等は,Vectorが書籍として出していた,PACKシリーズを買って入手していました.
さて,大学に入って,モデムが付いたPCを買ってもらうことができて,インターネットにもつなげるようになりました.まあ,33.6kbpsのモデムでしたけど.すでに,パソコン通信よりインターネットが,主流になってきていました.というわけで,私はパソコン通信を経験したことはありません.
で,ここで,例のPACKシリーズが出てきます.これに収録されていたソフトウェアには,いわゆる草の根BBSの宣伝がアーカイブに入っているものがいくつか含まれていました.となると,モデムを手に入れた私としては,無意味につないでみたくなるわけです.最初の1つは,ゲストで入れた記憶があります.問題は最後につないだやつでした.
モデムから,トーン信号でダイヤルしている音が聞こえた後,普通はピーピーガーガーという特有の音が聞こえてくるのを期待しますが実際に聞こえてきたのは....
いや,焦りましたよ(^^;
大慌てで切断したのは言うまでもありません.それ以来,二度と接続しなかったと思います.(^^;
まあ,電話番号が別の人に移っていたんでしょう.
ニフティのパソコン通信サービスの終了は,そんなのが,もう昔のことだと感じさせるニュースでした.
投稿者 shingo : 19:23 | コメント (0) | トラックバック
2005年2月14日
ブラック
カテゴリー: [情報技術]いやぁ,ブラックだ(^^;
なぜだか.経営部門とかが,専門用語を飛び交わせても文句は言われないような気がしても,情報システム部門で専門用語を飛び交わせると,なぜだか文句をいわれるような気がするんですよね.
しかし,この話の対象者が,この記事を読むことは決してないような気がするが...
投稿者 shingo : 01:32 | コメント (4) | トラックバック
2005年2月 5日
ユビキタス特許
カテゴリー: [情報技術]http://home.att.ne.jp/sigma/satoh/diary.html
ここの,2005年2月2日の日記にある,「ユビキタス特許」というのに大笑いました.
最後の部分を引用:
結局、ユビキタス化したのはコンピュータでもセンサーでもサービスでもなく、特許だったということなのでしょう。ユビキタス特許はやっぱり嫌ですね。
遍在する(ubiquitous)特許.
私もいやです.
どの分野も,多かれ少なかれこんな状態なんでしょうね.
投稿者 shingo : 23:57 | コメント (0) | トラックバック
2005年2月 1日
「一太郎」販売停止の判決
カテゴリー: [情報技術]またまたくだらない特許のお話.
この裁判は,何かのアイコンをクリックしてから,知りたい機能のアイコンをクリックすると,関連するヘルプが表示される技術というのが,松下の特許であり,ジャストシステムはそれを侵害したという訴えのようです.
Windowsや,Wordで,ウィンドウの右上にある「?」と書かれたボタンを押してから,他のアイコンなどの項目をクリックすると,関連するヘルプが出てくる機能を使ったことがある人もいると思います.
じゃあ,Windowsは問題ないのかというと,「?」は「アイコン」じゃないので,よいという話なのです.
なんだよ,それ(笑)
上のページにもありますが,松下がジャストシステムを訴えたのは,これだけではなく,Windowsのヘルプ機能を使った,同様のヘルプを搭載した「ジャストホーム2家計簿パック」に関しても,訴訟を起こしていました.
H16. 8.31 東京地裁 平成15(ワ)18830等 特許権 民事訴訟事件
こちらでは,松下が敗訴しているのです.その理由が,「?」はアイコンじゃないから...
ジャストシステムは,これは,Windowsのwinhelp.exeの機能を使っているだけであって,「ジャストホーム2家計簿パック」は関知していないという主張をしたのですが...
判決は,「?」はアイコンじゃないという理由で決まったようです.
そこまでやるなら,「?」は文字なのか,図柄なのかというところも議論してほしかったですね(笑)
ちなみに,アイコンの定義の根拠は「岩波情報科学辞典」や「情報・知識imidas」だそうです.特許を申請するときは,これらの辞典を見ながらにしましょう.
ちなみに,この裁判官,この手の知的財産権訴訟関係では,悪い意味で有名らしいですが.
前の裁判では,松下は敗訴しましたが,今回の裁判では勝訴しました.何が違ったのかというと,「マウス」の絵柄が,「?」ボタンに追加されていたからなのです.その機能自体は,今までと同じWindowsの機能を使ったもので,何も変わっていないのです.
(きっとこれ→)
もう,ばからしくなってきます.
私としては,こんな訴訟や判決の詳細は正直どうでもいいです.文字なのか,絵文字なのかなんて,考えたくもありません.
それ以前に,これはあまりに単純な技術です.Windowsの機能を使っただけですし.
ですから,「?」ボタンのように,この特許に類似する機能は普通にあるわけです.
ジャストシステムが,松下からのライセンス契約の要求を拒否した気持ちがよく分かります.
しかし,この手の特許訴訟が企業イメージの悪化を招くという発想はないんでしょうか.さんざん他の企業が悪い見本を見せてくれたというのに,まだ気がつかないのでしょうか.
最近の事例ですと,SCOはどうなりましたっけ?他には,Amazonのワンクリック特許もあります.
Let's note を買いたいと思っていたんですが,本気でどうしようか悩んでいます.
と思ったのですが,この記事を見たら,どうでもよくなりました.まあ,写真を見てくださいな.
しかし,選択肢が他にあったら,松下製品はさけるでしょうな.
発明に対する投資の回収手段としての特許制度のはずですが,なぜ,この程度のものに特許が認められなくてはならないのでしょうか.業界の発展どころか,強力なブレーキとなりそうです.
まあ,出願が平成元年だそうですから,当時は全くこういうものがなかったのかもしれません.それでも,私はこれを特許と認めたくないですけど.
文字か,絵文字かなんて,どうでもいいことが議論の対象になるのは,その程度ことしか議論できないくらい単純なことだからでしょう.
ソフトウェアの特許の場合,当たり前に使われているテクニックが,いつのまにか特許になっているということが多すぎます.
特許をとらない奴が悪い,という人もいます.しかし,ソフトウェア特許が問題になるのは,誰でも同時多発的に思いつきそうなことや,一般的な技術が特許になっているからです.
当たり前だと思っていた技術の特許をとる奴がいるなんて,誰が思うでしょうか?
投稿者 shingo : 23:21 | コメント (0) | トラックバック
2005年1月21日
怠け者と働き者
カテゴリー: [プログラミング] [情報技術]おもしろい記事があったので紹介.
研究の結果を引用して,具体的な数字を出していて,説得力があります.
人材不足と慢性的残業の悪循環を断ち切る : Hotwired
こんな数字を出してこなくても,プログラマの能力差が2倍や3倍どころではなく,10倍以上になることは,プログラマ同士なら気が付いています.仕事を見ていれば,だいたいわかります.
気が付いていないのは,給料を払っている側だけです(笑)
実際,現場でこれだけの差があるのです.
同期で,実際の開発に関わっている人間の話を,直接,間接的に聞くことがありますが,それはもうひどいものです.私は酒を基本的に飲みませんが,飲んでなければ聞けない話です.
できないプログラマというのは,文字通り「できない」のです.能力が低いとかいう以前の問題です.
私は,ソフトウェア開発の仕事をアルバイトとしてやってきました.
既存のプログラムの修正や機能追加を依頼されることが多かったのですが,中には,それはもうひどいコードがありました.動けばまだいい方で,動かなかったりします.ある操作をすると,「必ず」落ちるとか...問題外です.コードがデバッグできる状態ではないので,バグがとれなかったんでしょう.
使えないプログラマの何が問題かって,仕事量の絶対値ばっかり大きくて,実際はマイナスだということです.労働時間は長かったりするので,仕事をしているように見えますが,自分でバグを生産して,はまっているだけだったりします.
能力のあるプログラマは,それを探し出しては,せっせと削除することになるわけです.さらに,作り直さないとなりません.
ゴミの山を作った人間の生産量は,単に他人の労働時間を増やしているだけですから,マイナスです.そして,直す人の残業時間がまた増えるわけです.
生産性の高いプログラマと,低いプログラマの間の残業時間に特に差が生じませんから,時間給である以上,給料の差も生じません.下手をすれば逆転します.
そうすると使える人間から順番に逃げていきます.この辺のことは,上の記事に書いてある悪循環の図が,的確に説明しています.
上の記事でも少しふれていますが,この悪循環の輪は,大学などの教育現場にまで拡大しているように思えます.つまり,学生は将来金にならないことはやらないのです.
いろいろ自分で勉強している人間は,好きだからやっているにすぎません.
資格を取ると,少し「手当」がもらえるので,それはがんばります.しかし,その中身を理解し,仕事に反映させようという意欲からではありません.資格という看板が,金を生むからやっているだけです.正直,資格なんて持っているだけなら無意味です.
以前にも書きましたが,ソフトウェア開発の現場では,プログラマを歯車にしようと試みてきました.
ですから,個人の工夫なんていうのは邪魔なだけで,コーディングルールという名の枷をはめ,できるだけ生産性の低い人間のレベルにあわせて,コードを書かせようとするくらいです.
(コーディングルールが全く無意味だと言っているわけではないです.念のため)
そんなんでは,おもしろい仕事にはなりません.能力は評価されないどころか,発揮することすら許されなくなります.
金の話ばかりしてきましたが,魅力的な職場というのは,金だけではなく,「おもしろく」なければなりません.大金を渡して,毎日単調作業だけをやってくれといっても,普通発狂するでしょう.
正当な対価と知的満足.それらがないと,優秀な人間から順番に逃げていくのです...
こういう事を考えると,自分の今後の進路について,さらに悩むわけですが...